夏の初めに騒いでいたセミも優しくなり、少しづつ晩夏を意識させられています。
吉祥寺店、川角です。
多くの方からアメリカ出張レポートの感想を頂きました。いつもご覧頂きありがとうございます。
さて、突然ですが私はお酒を飲むことが好きです。
一日の終わりにはよく冷えたお酒で気持ちをリセットします。そんな時間を大事にしたくて、しばらくロックグラスを探していました。
洋服にもよくあることですが、いざ探し出すとイメージ通りのものに中々出会えないものです。
...ときたら作ってしまおう。こんな風に考えるのが私のスタンダードです。
外は猛暑。更に1200度以上でガラスを溶かす為、窯のある工房内は陽炎が見えるほどの暑さです。
パイプの先端にとろとろとしたガラスを付け、模様として入れたかった筋を入れるところから始めます。
パイプから強く空気を吹き、回転させることでガラスを膨らませ、グラスの形に近づけていきます。
思っていた以上に、ガラスは冷めやすく、手を休める間が無いほど繊細な素材でした。
職人さんが単純な私を上手く乗せるので、大変気持ちよく理想のロックグラスが形になりました。
ほんのり歪んだ私のロックグラスは、飲み口の配色や大きさにもこだわった、最高に美味しくお酒を楽しめる器となりました。
歩き回って出会えた時のモノに対する想いと、手作りしたモノに対する想いは、「こだわる」というところから始まるのでしょう。
STEPSがそんなモノに出会えるお店になれると良いなと、こんなところからも感じてしまいます。
この工房では、隣接するショップにて作家さんの作品の販売も行っています。
一つ一つの器には作家さんの個性があり、乗せる料理によっても、また表情を変えていくんだと、器の魅力に洋服に似た奥深さを知った川角の夏でした。
アメリカ出張中にあれ程の戦利品を手に入れた私ですが、未だにセーブという言葉を知りません...。
約半年前に展示会でチェックした商品が次々と入荷している為です。
今シーズンよりレディースでの展開を始めるブランドも複数あり、期待して頂ければと思います。
ご来店、お待ちしております。
おまけ。
バッグの中身も抜かりなく。
先日購入したというARTS&CRAFTSのRe:BORNシリーズ、ポーチが非常に便利と満面な笑みの窪田。残りわずかです。お早目に。
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