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2022.02.05
2021. 07/08 (thu) 26.7℃/23.4℃
雨が降りそうで降らない曇りの日、
KENNETH FIELDの展示会を目当てに京都に向かう東京駅の朝のこと。
前日の大雨による土砂崩れの影響で新幹線は大幅に遅れており、
みどりの窓口には、電光掲示板と手元の携帯に目線を往復させている人が列をなしている。
僕も例にもれず、どうすれば最短で目的地に辿り着けるのか四苦八苦し、
JOHN SMEDLEYのポロシャツにじわっと汗をかいた記憶がある。
予定より1時間ほど過ぎたところで新幹線は動き出し、お昼過ぎには無事に京都駅に到着していた。
程よく冷房の効いた快適な車内から降りると、
盆地特有のヌルッと湿気を帯びた空気が身を包み、またじわっと汗をかいた。
普段ならどんよりとした気分になるものだが、ふしぎと足取りは重くない。
ぐるぐると頭の中で構想(妄想)していた“あるモノ“が、
(今日みたいな)室内と室外の移動が多い日にぴったりであると改めて確信できたからに違いない。
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“あるモノ“とはお察しの通り、
KENNETH FIELDに依頼した
GURKA TROUSER WIDE – SEEK&FIND EXCLUSIVE –
Tシャツ一枚でもサマになる格好良さを前提に、
春〜秋と着用可能な涼しくも薄すぎない素材と色味が今回の鍵。
事前にデザイナーの草野さんに相談したところ、幾つかのスワッチサンプルを用意してくれていた。
(vol.2へ続く…)