みなさん、シャツはお好きですか？

 

 

僕らのような小さな小さなお店の、このような細々としたページを読んでくださっている皆さんは、おそらくですが洋服がお好きですよね。

 

「洋服は好きだけどシャツは嫌い」

 

という人はそうはいないと思うので打ち明けますが、今回のTOPICSはシャツが嫌いな方にとっては退屈な文章になってしまうかもしれません。ご了承ください。

 

そしてシャツが好きだという自覚をお持ちの方はぜひ読み進めてください。

 

 

 

それではシャツ好きのみなさんにもう一つ質問を。

 

今度はとても難しく正解のない質問です。

 

あなたにとって「良いシャツ」とはどんなシャツですか？

 

…

 

急にそんな質問をされても困りますよね、でもよろしければここで一呼吸置いて考えてみてください。

 

…

 

思い浮かびましたか？

 

答えとして考えられる大多数的な例をいくつか挙げてみます。

 

 

 

・定番として長い歴史の中で多くの人々に愛されてきたクラシックなシャツ。

 

・稀少で高価な生地を贅沢に使用して仕立てられるドレッシーなシャツ。

 

・計算しつくされたパターンと熟練の職人による縫製が光る美しいシャツ。

 

・長年着用することで味わい深いエイジングを魅せてくれるたくましいシャツ。

 

……

 

キリがないのでこの辺にしておきます。

 

何が言いたいのかというと「シャツ好きの数だけ良いシャツの定義が存在しますよね」と言うこと。

 

シャツ好きが10人いれば10通りの、100人いれば100通りの「良いシャツの定義」があるはずだと考えています。

 

（ちなみにシャツは好きじゃないけど「良いシャツの定義」は持っていると言う方は、無自覚なだけでシャツが好きなはずです。）

 

 

シャツと一言に言っても、ご存じの通り奥深い世界。

 

中には想像を絶するようなシャツの好みを持った人もいるし、いくら価値観が似ていても全く同じシャツに対する理想を持っていると言うことはないはずです。

 

たとえば洋服への好みがバッチリ合った人同士でシャツについて語ったとしましょう。

 

自分が想う良いシャツについて隅々まで想像しながら細分化していくと――（カフスのサイズだとか、フロントボタンの数だとか、台襟の高さだとか、シャツが好きじゃないと気にも留めない部分まで掘り下げると）誰一人として完全に同じこだわりを持った人なんていないと思うんです。

 

そんなエリアまで突き詰めていくと、人それぞれのわがままに受け応えるのには既製のシャツでは限界があります。

 

もちろん既製でも良いシャツはたくさんあります。

 

しかし気になるところの全くない、その人にとって完璧なシャツを探すのは果てしない旅ではないでしょうか。

 

 

 

今週末から開催するINDIVIDUALIZED SHRTS のTRUNK SHOW

 

大袈裟なことを言いますがこのイベントでは、シャツ好きの皆さんの夢がかないます。

 

果てしない旅も終わりに近づきます。

 

お持ちの「良いシャツの定義」を思う存分振りかざしていただけます。

 

あなただけの理想の一着を熟練のアメリカンテーラーが仕立ててくれます。

 

 

既製服にはない満足感、高揚感。

 

一度やったらやめられない人がたくさんいます。（勿論、僕たちスタッフもそうです。）

 

そしてカスタムオーダーを体感することで、みんなが共通して持つ事のできる「良いシャツの定義」を一つ知ることができます。

 

そんな定義について書こうとしたTOPICSですが、体感した人だけの秘密でも良いかもなと思ってきました。

 

すみませんが、その定義については完成したシャツをお渡しするときにお話ししましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

INDIVIDUALIZED SHRTS “TRUNK SHOW” at SEEK&FIND

 

※オーダーの流れにつきましては前回のTOPICSをご覧ください。