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2023.11.26
数年前、アメリカに行った時にハッとしたことがあります。
アメリカでは基本的に毎日バスを利用して行動していました。
バスなどの公共交通機関を利用する際、日本では基本的に列を作って先頭の人から順番に乗車するのが当たり前になっていると思います。
しかし、アメリカでは乗車の列がなくバス停にただ人が群がっているだけでした。
日本人の私は列がないことに戸惑い、自分より後から来た人たちに順番を抜かされたらどうしようとばかり思っていました。
バスが来た時、誰から乗車するのか様子を伺っていると、吾先にと乗車する人はおらず、
先に待っていた人、後から来た人関係なく、みんなが互いに乗車する順番を譲り合っていたのです。
たまたまそうだっただけかもしれませんが、
己の利益だけを考え、自分本位にその場にいた自分が恥ずかしくなりました。
よく日本人は実直で優しい=他人本位というイメージを持たれているかもしれませんが、
自分本位だからこそ、列を作ることで自分に自分の順番を納得させ、心の余裕を作っているのだなと。
もちろんみんながみんなそうではないと思います。
何気ない、とても小さなことかもしれませんが、普段いかに自分本位で生きているのかを実感した出来事でした。
私は今日も自分本位に生きてしまいますが、
知識や経験を積み重ねて、
本当の意味で人に優しく、意識せずに相手本位になれたらいいなと思います。
第八弾は、イタリア北部に自社工場をかまえ、肌触りを重要視した“天然繊維”と丁寧で確実な物作りの“品質本位”を創業以来こだわり続けているニットソーブランド『gicipi』です。
gicipi (ジチピ)は、1948年にイタリアのファッション関連の会社が多く集まる街パドヴァにてアンダーウェアファクトリーとして設立。
創業以来「健康を考えると皮膚に直接触れる肌着は、天然素材でないといけない」という考えのもと、”化学繊維は使わない。地球や人にやさしく”というポリシーを貫いたものづくりを行っています。
また単に安価な商品を作るのではなく、生地のニッティング、縫製、出荷までの製造工程を、一貫して自社工場で行うことで、高品質なアイテムをリーズナブルな価格で提供することを実現しています。”天然素材”と”品質本位”にこだわり続けているブランドです。
今回はSTEPSでセレクトしているニットソーをご紹介します。
まずは、メンズのタートルネック「TIGRE」から。
肩幅、身幅に程よいゆとりをもたせたベーシックなフィットバランス。
gicipiの魅力はなんといっても着心地の良さ。綿100%とは思えない柔らかい肌触りは病みつきになります。
タートルネックですが、優しい着心地で締め付けがありません。
袖・裾のリブは縫い目がないウールのセーターのような上品な外観が特徴的です。
一枚で着てもいいですし、シャツやジャケット、アウターのインナーとしても重宝します。
カラー展開はどの色も合わせやすく、持っていて間違いありません。
色違いやサイズ違いできっと揃えたくなるはず。
レディースはタートルネックだけでなく、クルーネックのニットソー「FRAGORA」もセレクトしています。
身頃はサイドに縫い目のない丸胴仕上げになっているので、体のラインに優しく沿ってくれ着心地抜群です。
「そうそうこういうのが欲しかった。」が着た時の第一印象です。
丈感も丁度良いので、細身のボトムスでも、オーバーなサイズ感でもバランスが崩れず一枚できまります。
もちろんインナーとしても。秋口から春先までロングスパンで活躍してくれる優れものです。
肌に優しく、その人のワードローブに馴染んでくれる、相手本位なgicipiのニットソー。
定番であり続ける所以は着てみればすぐにわかるはずです。
gicipiの優しさのつまったこだわり、着心地を体感しに、ぜひお店に遊びにきてみてくださいね。