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2024.10.28
どんなに格好いいと思う人やモノにも、
きっと格好よくない物語があると思う。
最初から格好いいということはないだろうし、
たとえ見た目が格好いいとしても案外中身がなかったりする。
何かに挑戦すると、目の前にそれ以上普通に進むことができない困難が立ちはだかる。
その壁にぶつかった時、嫌になって逃げたくなったり、不安になったり、周りと比べて落ち込んだりする。
自分なりに試行錯誤しながら日々過ごしていると、いつのまにか目の前が明るく広く感じてくる。
そして一本の道が見えてくる。
その見えた道を進んでいると、また越えられそうにない高い壁が立ちはだかる。
その繰り返しで、今の自分がある。
試行錯誤している途中、間違いを繰り返し、何度も失敗すると無駄な時間を過ごしてしまったと思ってしまう。
しかし、その時どれだけ無駄だと思った時間でも今となれば何にも代え難い日々だったと思う。
格好よくない日々を過ごしたからこそ、
前の自分よりも少しだけなんか格好いい気がする。
STEPSブランド図鑑第15弾は、世の中にありそうでなかった服をコンセプトに、他の人には作れない自分たちが考える格好いい服を作り続けているブランドEEL Productsです。
EEL Products(イールプロダクツ)は、
普遍的で特別な一着を目指し、ブランドアイデンティティを探求する事をコンセプトに2003年スタート。
EELとは、「気楽な伯爵の暮らし」を意味するEasy Earl Lifeの頭文字取ったもので、
日常で気軽に着られる服と、その対極にある歴史を感じるしっかりとした服、両方のよいところを取り入れた二面性のあるブランドにしたいという思いを込めて付けられました。
また、EELはうなぎという意味でもあり、見た目からは想像できない絶品の味になるという思いも込められています。
サクラコートなどシーズンごとにブランドを代表する定番アイテムがあるのも特徴的。
「世の中にありそうでなかった服」をコンセプトに、スタンダードの中にも他にはない服を生み出し続けています。
2024年秋冬、STEPSではEELのアイテムをたくさんセレクト。
まずは、毎年人気の別注チャコールヘンリーからご紹介します。
カットソーのように被って着るタイプのシャツです。インナーにタートルネックを仕込んでも良さそう。
ワークウェアをイメージして作成しているため、チノパンやデニムと相性抜群。
シャツ用の生地を使って、カットソー専門の工場で縫製。
カットソーだけどシャツ、シャツだけどカットソーなのです。
表地がコーデュロイの風合いで肌触りが良く、しかし腕をまくると表情が全く違うところがポイントです。
シャツよりも気楽に着られる、だけどカットソーよりもゆるくない、
まさに“そうそうこんな服が欲しかった”を体現しています。
こちらの色も派手すぎず、地味すぎない、重すぎず、軽すぎない、なんとも絶妙なチェック柄。
この秋冬、赤チェックのネルシャツが気になるけど、どこにも見当たらないなという方必見です。
続いては、別注アトリエシャツです。
EELでは定番のアイテム、アトリエシャツ。
今回は生地を変えてSTEPS別注としてセレクト。
襟付きシャツほど堅くなく、しかしどこか品がある一着です。
生地はコットンに見えて、実はリネン100パーセント。
そのため、コットンほど重くなりすぎないのが嬉しいところ。しかし程よい厚みがあるので、カジュアルになりすぎず、上品さを感じさせてくれます。
ネルシャツでもないモールスキンでもない、ちょうど真ん中。だからこそ表面の毛羽立ちと生地の厚さが心地良いのです。
スタンダードは外さず、しかし他とはどこか違う。まさに普遍的であり、特別な一着です。
他とはどこか違う変わったシャツが欲しいけど、クセがありすぎるのも困るという方におすすめです。
続いては、MONT BLANC VEST(モンブランベスト)です。
EELの定番ベストにエレベストというアイテムがあるのですが、今回も同じく山の名前が付いています。
ウール素材のベストです。
表地には上質な英国羊毛、裏地には薄くて軽いエコシープボアを使用。
暖かさと快適さを兼ね揃えた一着です。
まさにベスト界のモンブラン。
実は、生地が重なっており上側のボタンを外すと中にさらに胸ポケットが。
防風効果のために生地が重ねられているのです。これで真冬の冷たい風も入ってくる心配はありません。
アウターとしても、インナーとしても大活躍の程よい身幅。
単純なベストでは終わらない、そこがEELの面白さです。
細かなこだわりをついつい探したくなる、発見した時にロマンを感じる、虜になりますね。
最後は、ノルディックブルゾンです。
身幅、袖幅、着丈、シルエットのどこを取っても完璧な一着。
写真を撮るのも楽しかったです。
日本を代表するニット産地の一つとして知られ、国内でも高い技術を誇る新潟県見附市。
そこで奇跡的な確率で毛玉になりにくい糸と編み方に出会い、生まれたのがEELのノルディックセーターです。
今回はブルゾン仕様なので、着方は様々。アウターにももってこいです。
実際に着てみるとわかるのですが、モチッとしたやみつきになる質感で、ウール100パーセントなのにチクチクとは無縁。
重さを感じず、毎日自然と袖を通したくなります。
どの服にもそれぞれストーリーがある。
どこを切り取っても奥が深く、面白い。
そして、何より格好いい。
EEL〈Easy Earl Life〉「気楽な伯爵の暮らし」 ≒普遍的で特別な一着、
ワードローブの中に特別な定番を増やしませんか。