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つい先日までは強い日差しから逃れようと日陰を探していましたが、ここ数日日向を選ぶように歩いている川角です。間もなく10月、過ごしやすく短い秋を堪能しましょう。

さて、先日iPhone5sが発売されました。私自身、世の中より何歩も遅れてiPhone5に乗り換えた一人でしたが、早くも進化した"s"の登場...。
新しいモノはより便利になり、可能なことが今後も増えていくのでしょう。どこまでいくのか少々怖い気もしますが。
どんどんと移り変わるモノとそうでないモノ。
新しいモノが出る度に、自分が大事にしたいモノは何なのか、と問われているような気がします。
ウィリアム・モリス。
この方の名前、STEPSでもファンの多いあるブランドのご紹介をする際にも何度か登場させています。
そして先日一周年を迎えたSEEK&FINDの店内でも、ウィリアム・モリスの作品をフィッティングルームの壁紙や、ディスプレイ小物に使用しています。

単にお洒落だから使う、のではなくウィリアム・モリスの考え方がとても素敵で、多くの方々が感銘を受けています。
「Have nothing in your houses that you do not know to be useful,or believe to be beautiful.」
(有用とも美しいとも思えないものを家の中に置いてはいけない。)
究極な表現のようですが、まさにモノを選ぶ時にふと思い出すウィリアム・モリスの言葉です。
19世紀、イギリスで起こった産業革命の成果により、様々なモノが大量生産されました。その半面では、かつての職人による手仕事の温かみある美しさが失われていきました。
そんな中でウィリアム・モリスが主導した「アーツ・アンド・クラフツ運動」は、中世の手仕事に帰り、日々の生活の美しさを大事にしよう!といったデザイン運動でした。
新しいモノは魅力的で、刺激があり便利となれば試したくなるもの。
でもそれは10年先にも大事に使っていられるモノでしょうか?
そんなウィリアム・モリスの考え方に感銘を受けた職人の作り出す、あるブランドと言えばこちらが思い浮かぶのではないでしょうか。
「ARTS&CRAFTS」
写真上:(時計回りに)
・BILLFOLD WALLET ¥14,700
・SHOE HORN KEY CASE ¥7,875
・LONG WALLET ¥22,050
・CARD CASE50 ¥8,400
写真中:
・TOILET CASE ¥13,650
・BOOK COVER ¥11,500
・ZIP-TOP POUCH ¥8,400
取り扱いを始めた頃から、このブランドの魅力にハマり続けている私。一番下の写真は私の使い込んだARTS&CRAFTSの一部です。この3点は必ずバッグに入れています。
人に見せることなどないバッグの中身や持ち物、生活で使用するモノ。
それら一つ一つに自分なりのこだわりのモノ選びをしたいと感じます。
久しぶりに新色Yellowが加わり、クロムエクセルレザーを使用したシリーズも充実しているこの機会に、改めて本当の美しさを使い込んでみてはいかがでしょう。
...
という話をしたかった理由、ウィリアム・モリスの作品展示を見に行ったためです。生活を飾るといったテーマで、展示の最後にはインドの木版体験などもできる見応えある展示です。
もっとウィリアム・モリスの魅力に触れたい方はこちらもぜひ。
それではまた。