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木枯らし一号が吹いて本格的な冬がやってきました。
通勤途中、落ち葉を掃く人の姿を多く見かけます。この光景を見なくなる頃には、更に冷たくなるのでしょう。
冬を想う。
タータンチェック
フェアアイル
ノルディック
フィッシャーマン
ツイード...
思い付く言葉を並べてみると、いずれもウールに関わりのあるキーワードです。今回はウールにまつわるお話です。
日頃、お客様とお話をする度に感じることが多いのですが、ウールに苦手意識をお持ちの方が結構多いのでは?ということ。
「ウールはちょっとね...」、、、いや、待ってください!
数年前、あるニットブランドの製品を購入した際に、ウールの素晴らしさを絵本のように纏めたルックブック一冊が付いていました。
その時、何を買ったのか忘れてしまいましたが、その一冊が私のウール人生を広げてくれた一冊でした。それをきっかけに選んだニットの数々から私が思うウールの素晴らしいところをご紹介します。
其の一、化学繊維にはない天然繊維の暖かさ...着ているとじわじわと優しい暖かさを感じます。
其の二、皺を気にせずに着られる...カジュアルな着こなしにおいて気にしたこと無し。
其の三、吸湿性に富み放湿性にも優れている...ウールの靴下を脱いだ瞬間のサラッと感は最高。
其の四、撥水性があり、埃を寄せ付けない...万が一急な雨に降られても、すぐに拭き取れます。
其の五、消臭効果がある...居酒屋で付いた匂いも翌日には無かったことに。
天然でありながらこの高機能、知らないと損な素材です。
無知な私が様々な本を手に取って知ったことですが、
元々羊毛は褐色や黒い物ばかりで衣類にするには不向きな素材だったようです。羊と言えば白としか思い浮かばなかった私には衝撃的な昔話でした。品種改良を繰り返し今のウールが完成しました。
上記の他にも、染色しやすく色落ちしにくいウールは、確かに私自身、長年愛用しているモノにウール製品が多い理由の一つだと気付かされます。
古着で見付けた手頃な価格の一着も、高価なシェットランドウールの一着も手放せないものばかりです。気にされる方も多い毛玉さえも、長年着用した証として何だか愛おしくなってきます。
基本的にはドライクリーニングで手入れをしますが、ものによっては香りの良いオーガニックなウール用洗剤で手洗いする時間も好きです。
(T
HE LAUNDRESSはSEEK&FINDにて取り扱っております。)
あのチクチク感がどうも苦手で...という方、着回しをマスターしたらきっとウールの虜になりますよ。
着回しは店頭にて。
(LeTricoteurのGuernseyK
nitCardigan ¥20,790 どちらのカラーを選ぼうかと悩む川角)
ご来店、お待ちしております。
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