つい先日、久々に神保町に行ってきました。

神保町といえば旧帝大が昔あったこともあり、古本屋が有名です。

ここに集まっている古本屋は、お店ごとにテイストが全く違います。写真集を中心に置いてある所や、昔の小説を主に取り扱っている所など、書店ごとの色があるのが特徴です。

その中でも「magnif」という書店は50年代以降のヴィンテージファッション雑誌を中心に品揃えしています。

実は神保町に行く度に立ち寄る古本屋で品揃え量が良いです。昔のVOGUEやananはもちろん、POPEYEやメンズクラブ、その他にも色々な雑誌のバックナンバーが沢山あリます。

でも、なぜ昔の雑誌をわざわざ読むのかというと、今の雑誌とは異なり、洋服や音楽、アメリカ文化の事が細かに書いてあり読み応えがあるんです。西海岸ではグライダーやランニングが流行っているとか、カウボーイってこんなやつなんだとか。

そんな新書や雑誌にはない情報を知れるのがヴィンテージ雑誌の最大の魅力だと僕は思います。インターネット社会になり、情報は沢山あるけれども本当に必要な情報やマニアックで濃い内容の情報は調べても出てこないように思えるんです。

そんな所で散財したのはこちらの本。

タイトルは「メンズ・ファッション キーワード」という現代でもありがちな題名ではあるものの内容はマニアックな一冊。

6人のファッションライターが『アイビー』、『ウエストコースト』、『ヴィンテージ』、『サーファー』、『ナウい』、などのファッションに関わる100のキーワードを鋭い独特の目線で説明しています。

今読むとすごく新鮮な内容だと思います。筆者の文章も今の時代の雑誌にはない独特な言い回しで面白いです。

ネットを探せばある程度の情報は手に入りますが、こういったマニアックな情報や知る人ぞ知る情報は探してもなかなか見つからないものだと思います。現代の雑誌にはないヴィンテージ雑誌の魅力の一つではないでしょうか。

興味ある方は是非読んでみていただければと思います。

では、今日はこの辺で。

SEEK&FIND　野村