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2021.03.17
ソックスの跡 −16− SEEK&FIND
先日、ついにソロ登山デビューしました。
SEEK&FINDの岩波です。
デビュー戦の場として選んだのは、中央道の渋滞ポイントでも有名な小仏峠。
高尾駅からバスで20分ほどで登山口まで行けるアクセスの良さと、
キツくはないけど登山の雰囲気はしっかりと味わえるいい塩梅のコースです。
高尾山だけでは少し物足りないなんて方にはとてもオススメですよ。
数人でお喋りしながらもたのしいですが、
一人での登山となるといつも以上に周りの景色から発見や気付きがあって新鮮でした。
たまにはいいですね。
さてみなさん、
突然ですが最近どんなお買い物をしてますか?
ここ一年で環境や考えが変わり、買い物の仕方が変わった方も多いと思います。
僕はというと、最近は「道具」を知ることに夢中。
なぜだろうと考えてみました。
モノやサービスについていろんな情報があふれている、とても便利な世の中。
便利すぎることへの反骨精神なのか、はたまた買い物が好きなだけか、、
「出来る範囲の中では、自分の身を通して良し悪しを確かめていきたい!」
という気持ちが強くなっているのかもしれません。
そんな好奇心の大きな矛先になっているのが「道具」。
特に、昔から大衆に慕われてきた実用的な道具に惹かれます。
知って楽しい、見て楽しい、使って楽しい。
そしてそういうものは大抵の場合、バカみたいには値段が張らないからです。(笑)
今日はそんな道具事情の自慢です。
かなや刷子 / 棕櫚箒
合羽橋 かなや刷子の5玉棕櫚箒です。
これまで部屋の掃除は粘着テープやクイックルワイパー的なものを使用してたのですが、
ふと「味気ない!」と思い、箒が欲しくなりました。
様々な種類ある箒の中から棕櫚の箒を選んだ理由は、
単純にルックスに渋みを感じたからです。
しかし、見た目だけではなく実力もすごいんですよ。
ヤシ科の棕櫚の皮は数ある天然繊維の中でもかなりの優等生で、柔らかさ、弾力性、耐久性に優れているそう。
確かに使ってみるとしなやかで掃き心地が良く、なんだか掃除が少し楽しく感じます。
また棕櫚の繊維には適度に油分が含まれているそうで、
埃は舞いにくいし、天然のワックス繊維で使うほどに床に艶も出てくるらしいです。
これからどんどん使っていくのが楽しみです。
白木屋伝兵衛 / はりみ
箒を買うと当然ちりとりもセットで欲しくなります。
と言うか、無いと少し困ります。
しかし、しっくりくるちりとりを探すのにはとても苦労しました。。
苦労の末行き着いたのが、和紙に柿渋を塗って作られるこのはりみ。
和紙ということで耐久性はどうなんだろうとも思いましたが、
お店で実際に触ってみると非常に丈夫で何より軽い!
感動的な出会いでした。
柿渋という天然の塗料のおかげで、味わい深い見た目に加えて静電気も起きにくく、
集めた埃もスッと落ちてくれます。
棕櫚箒との相性もバッチリ。
須浪亨商店 / いかご
こちらはい草を織って作られた「いかご」。
かつてい草の産地として知られた岡山県の倉敷で作られています。
もともと、戦中戦後の買い出し用の闇カゴとして使われていたそう。
これはずっーとずっと気になっていたんです。
もう、ルックスがたまらなくないですか?
籠というとあけびや山葡萄などの少し硬い印象を持っていましたが、このいかごはとてもしなやか。
僕が選んだモデルははA4サイズの物も入り、雰囲気だけではなく実用性もちゃんと備えています。
手に入れてから感動したのは、その香り。
い草特有の爽やかで、なんだか懐かしくなるような香り。
ついつい顔を近づけてしまいます。。
こちらも使い込むごとに艶感や手触りの良さが増していくそう。
いっぱい触って可愛がりたいと思います。
以上、最近の道具事情でした。
数年前まではこういった類の買い物から、
いろんな経験や感動を貰えるとは思ってもいませんでした。
日々勉強ですね。
それではまた。
P.S.
皆さん、見ましたか?聴きましたか??