いつもありがとうございます。
今年で30歳になります、下北沢店 薄めの斉藤です。
30歳、文字に起こすと恐ろしいですね。タイピングしたら震えました。
平成生まれかよ!若っ!なんて言われていましたがもうちょっとしたおじさんですよ。
(※今回のブログは30歳はもうちょっとしたおじさん、として話を進めさせていただきます。
「若い頃は~」的な言い回しに「今も若いでしょ」というツッコミを入れずに読んでいただきたいのです。
まだ若いと言っていただけるのはありがたいことなのですが、しかしそれなりに衰えも感じます。
風邪や傷の治りが遅い、とか、、、)
いよいよおじさんになってきた私が最近感じていることは、
「年を取るほど許容できるものが少なくなってきた」
ということ。
「好きなものが凝り固まってきた」と言ってもいいです。もっと言えば、
「チャレンジしなくなった」
かもしれません。
私はわりと音楽が好きですので音楽で言うならば、
青春の思い出のバンドはいつまでたっても色あせず、しかし最近の音楽は良く聴きもしないで好きじゃないと断ずる、
というようなことです。
子供の頃、父の車のステレオからは必ずQUEENが流れていました。
QUEENはいまだに好きですね。
ボヘミアン・ラプソディは大晦日に両親と観に行ったほどです。
20歳前後の頃は聴く音楽の幅が大きく広がりました。
特にRadioheadは衝撃的でした。
しかし父には理解不能な音楽性のようです。
QUEENは私と父の共通項なのに、
Radioheadは父にとって許容できない「最近の音楽」なのでしょう。
そして今の私はと言えば、「最近の音楽」をちっとも聴いてはいないのです。
このままいけば私も「最近の音楽」「最近の若いモン」と言い出すかもしれません。
年を取るというのはそういうこと、なのでしょうか。
経験を重ねるほど新鮮な出会いは無くなっていくはずですから、まあ不自然な事ではありません。
しかし、これは由々しき事態なのでは?
そういうこと、で片付けてしまってはいけないのでは?
いつでも新鮮な驚きをもって新しい何かに出会いたい。
それが難しくなってきても、
新しい何かに対して好き嫌いを抜きにして面白がれる人でありたい。
そういう姿勢が大切なのではないかと思います。
だからもっと面白がって行こう!というのが今年のテーマです。
私は洋服屋ですし、洋服屋は新鮮な驚きを提供する側ですものね。
もちろん洋服屋としてまだまだ未熟な私は、今日もEEL 19FWの展示会で新鮮な驚きをもって新しい何かに出会いました。
入荷ラッシュの春の新作も、そしてこの先も、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
P.S.
ボヘミアン・ラプソディは本当にオススメです。まだ上映している映画館があればぜひ。
合わせて本家のLIVE AIDのパフォーマンスをYouTubeでご覧いただければ完璧です。