(C)STEPS Co., Ltd. All Rights Reserved.
NEW 2024.11.14
セーターが普通に着られる季節が嬉しい。
こんばんは、SEEK&FINDの國枝です。
今でこそ様々なアイテムもそこそこ着用しますが、根っこの部分でいうと冬は丸首のセーターが好き。
好きな理由はそれなりにあるのですが、難しい話は置いておいて「好きなものは好き。」とだけ抑えていただいて本題に移らせてください。
既に沢山のニットを持っていても、欲しくなってしまうので困ったモノです。
本日ご紹介するのは、 今なお昔ながらの製法を貫いているスコットランドの2つのニットウェアブランド。
どちらのブランドもどこか懐かしく、それでいて新鮮さも感じていただけるかと思います。
【 MACALASTAIR / FAIRLIE 】
size : 38 / 40
color : ECRU / RUSSET / NATURAL BLACK
price : ¥23,100 (tax inc.)
Macalastair
1981年、3代に渡ってニットウェアを製造してきた、マッキノン家のAlastair Mackinnon(アラステア・マッキノン)は、スコットランドのグラスゴーにMackinnon International Knitwear社を設立し、彼の名を組み合わせたブランド「Macalastair(マカラスター)」を発表しました。マカラスターは、伝統的なハンド・フレーム(手横編み機)製法を得意としており、ほとんどの製品は1枚1枚、熟練した職人の手で編み機を動かして生産しています。現代では希少なこの製法は、編み地のパーツごとに編み目の詰まり方やテンションを変えることができるため、自動編み機では表現できない、風合豊かで着心地の良い製品を作り出すことができます。ニッターによって仕上がりやサイズ感も異なりますが、ハンドメイドならではの温もりが感じられます。
今シーズン、初めての取り扱いとなるマラカスタ―のニットウェア。
スコットランドで世界遺産に指定されているニュー・ラナークのミルズで紡績されたブリティッシュウールを使用して、今でも熟練の職人が一枚一枚を手横編み機(ハンドフレーム)にて生産しています。
ECRUとBLACKは未染色の羊毛をミックス、RUSSETは赤をベースに複数のカラーネップが用いられています。
ニット特有の不均一な表情に、なんだかほっこりしてしまいます。
ややゆとりのある身幅に、ボトルネックのような少し高さを感じる襟。カントリースタイルを連想させる雰囲気だけど、実際の着用感はもっともっと都会的。ボリュームに反して軽いタッチで、とっても着やすいですよ。
ただ、人によっては少しチクチクしたり、匂いが苦手な人もいるかもしれません。
ただ、僕はすき。
懐かしさがあれど、周りを見渡してみると意外と見かける機会の減った不器用なニットウェア。
着やすく扱いやすい、便利なニットが増えているから当然といえば当然でしょうか。
器用で隙の無いセーターが世の中に増えれば増えるほど、こういった素朴なセーターがちょっとほっとけません。
(不器用なニットウェアばかりだと困ってしまいますけど)
共感してくださる方がいたら、そっと背中を押させてくださいね。
【 WILLIAM LOCKIE / LAMBS WOOL CREWNECK SWEATER 】
size : 40 / 42
color : ORANGE / NAVY / CHGRY
price : ¥30,800 (tax inc.)
続いて紹介するのは、WILLIAM LOCKIE
WILLIAM LOCKIE
スコットランドの老舗のニットメーカーが集まるホウィック地方にて1874年に創業。
創業当初より最高の素材を熟練の職人たちにより、歴史と伝統に誇りを持って生産を続けており、発色の綺麗な糸を自社工場で全て編み上げる技術は群を抜いて高いレベルにあります。とくにラムウールのセーターにかけては世界トップメーカーの一つと評価されています。
世界的にも評価の高い南オーストラリアにて飼育された生後半年のラムウールを使用したのニットウェア。
肌あたりの優しい柔らかな生地と、ヌメりのある発色の良い風合いが魅力的。
昔から続く定番だけにアイテム単体でみるとクラシックな雰囲気ですが、”今”の視点で切り取ってみると新鮮に見えてきます。
シャープなネック周りとすっきりとしたシルエットも、これまた最近見かけなくなりましたね。
ひと昔前ならシャツの上にレイヤードする着こなしが多数派だったように思いますが、気取らずにクルーネックのインナーと合わせて、その上からアウターをバサッと着るのが今の気分。
懐かしさを感じるくらいに定番として根付いているもの。
それでも着合わせ方や、その時の着用者の年齢や体型でまた新しく見えてくるニットウェア。
なにもニットに限ったことではありませんが、そんな服が身近にあるとなんだか嬉しいですよね。
やっぱりセーターが欲しい。方、お待ちしています。
國枝
-Instagram-