2020.04.22

BONCOURA / ボンクラ シンチバック
SEEK&FIND

 

本日はBONCOURAのシンチバックデニムのご紹介。

 

・BONCOUAR シンチバック (¥32,000+tax)

 

 

ストレートで無骨な表情のXXモデルと、

テーパードが美しい66モデル。

シンチバックは丁度中間に位置するややテーパードの効いたシルエット。

股上は他のモデルよりもやや深く、タックインすると程よくルーズな印象です。

 

また、他モデルには見られない特徴が大きく3つ。

 

ひとつ目は股部分のクロッチリベット。

 

 

古いワークウェアで目にすることのある、

股部分の補強として施されたディティール。

正面からみたときに程よいアクセントに。

 

二つ目は名前そのまま、シンチバックがついていること。

 

 

1940年以前にみられたクラシックなディティール。

正面はもちろんのこと、

後姿が格好良いって、

服を選ぶ上で個人的には結構重要です。

 

3つ目はポケットの内布であるスレーキ。

 

 

通常は生成りのヘリンボーン生地ですが、こちらは”インディゴ×生成りのヘリンボーン生地”

後ろでもなく、正面でもない。

目に見えない部分にもこだわりがあると、最高です。

 

 

 

 

こちらは、約4年ほど愛用しているシンチバック。

写真を撮っていて感じたのが、BONCOURA特有の立体感。

 

岩波のXX同様に濃淡をあまりつけないような履き方・洗濯をしているのですが、

ただチープな感じということはなく、のっぺりとしつつも迫力があります。

 

綿糸で縫製されたステッチの色落ちや自然な糸切れ。

ボコボコとしたチェーンステッチのパッカリング。

原皮から特殊な鞣しを施した革パッチのヨレ方や光沢、色の深み。

 

新品では目に見えにくい細部のこだわりが、

何年か愛用することでその真価を発揮します。

 

デニムに興味がありつつも、

どのブランド、どのモデルにしようか悩まれるお客様も多いことかと思います。

少しでも参考になっていただけると幸いです。

 

SEEK&FIND 國枝