前回に引き続きJAN MACHENHAUERのシャツのご紹介です。

今回は2019秋冬シーズンから新たにリリースされた新作２型について。

Ran(￥30,000+tax)

ステッチを表に出さない袋縫いやフレンチフロント、ボタン間隔などのディテールは前回ご紹介した定番モデルのChrisと同じですが、なんといっても特徴的なのが襟のディテール。

バンドカラーと前身頃の間に2.5cm程のスリットが入っています。

スリットが入っているだけで第一ボタンを閉めているときも開けているときも見え方の印象が大きく変わり、一捻り効いた雰囲気が生まれます。

非常に細かいところなのですがボタンとボタンホールの位置もChrisと異なります。

右がRanで左がChris。

Ranは生地の端からボタンまでの位置を少しだけ遠くしており、ボタンを閉めた際に生地に遊びが生まれ立体感が出るような仕様になっています。

どこまでも計算し尽くされた美しい1枚です。

Zeno(￥36,000+tax)

こちらは他2型のクリーンな印象とは異なりワークテイスト漂う1枚。

ボックスに近いシルエットに存在感のある両胸ポケット、縫製も袋縫いではなくあえてダブルステッチを用いており、どこか強さを感じるような雰囲気があります。

極めつけは前身頃ウエスト部分に通ったドローコード。

ボタンを留める位置によって絞りの強さを変えられ印象を何通りにも変えられます。

絞らずにボックスシルエットを楽しむのも良し、絞って少し個性を出しても良しと、1着で色々な着方が楽しめ、着るだけでワクワクしてしまうようなシャツです。

私、岩波も購入し早速洗濯してみました。

洗いざらしも程よく力の抜けた雰囲気が素敵です。

是非店頭でご覧ください。

SEEK&FIND 岩波