2016/01/19 Tue
STEPS×EEL 別注サクラコート vol.2
みなさんこんにちは!!
昨日の大雪…というほどの量ではありませんでしたが、週明けの月曜日を直撃した悪天候。お仕事の方はさぞ大変だったのではないでしょうか?しかし、大混乱の駅構内でそれでも誰もがきちんと並ぶ姿を眺めながら、改めて感銘を受けました。日本って素敵ですね。
とはいえ雪国出身のワタクシ。正直「雪」はあまり好きではありません。雪道を歩くことほど緊張することはありません(笑)右足が疼きますね…。
昨日の大雪…というほどの量ではありませんでしたが、週明けの月曜日を直撃した悪天候。お仕事の方はさぞ大変だったのではないでしょうか?しかし、大混乱の駅構内でそれでも誰もがきちんと並ぶ姿を眺めながら、改めて感銘を受けました。日本って素敵ですね。
とはいえ雪国出身のワタクシ。正直「雪」はあまり好きではありません。雪道を歩くことほど緊張することはありません(笑)右足が疼きますね…。
いよいよ染色工程に入ります
前回ご紹介した「真っ白」なサクラコートが染めの工程に入っていきます。こちら側のイメージでは「大きな染色機械に大量の製品を一気に投入」というかなり大ざっぱな物を抱いておりましたが…。ところが非常に緻密に計算された細かな工程が用意されているのです。
STEPS別注のポイントは「素材」と「色」
表地は「綿」で裏地は「ナイロン」。染色においてこの二つは、本来別の性質を持った染料を使う必要があります。「綿」に合った染料を使う事で、裏地は違った色合いになるわけですが、理想の色合いに近づけるため裏地が染まりすぎないような処理を施しています。そうすることで「表地」と「裏地」の絶妙なコントラスが生まれるのです。さらに、前回お伝えした通りサクラコートお馴染みの「馬布」はハリコシがしっかりした緻密に織り上げられた生地のため水を通しにくい特製があります。そのため、製品を一気に投入するのではなく一枚一枚釜に沈め、裏地に施した空気穴から空気を抜きながら水に馴染ませていきます。(もちろん裏地の空気穴は再度縫製します。)
いかがでしょう?なかなかお目にかかる事ができない出来立てのサクラコート。春を感じさせる柔らかい色合いの「ベージュ」は女性・男性問わず人気カラーになりそうな出来栄え。昨年販売したベージュより少し濃いめで綺麗な色合いです。
お馴染みの「袋縫い」を施しているため、表地と裏地の縮率の差でふんわりとした雰囲気を出しています。これが製品染めならではの持ち味ですね。自由が丘店長 佐々木も納得の仕上がりです。
完成度90%のこちらは検品をした後、再度縫製工場へ出荷。ボタンなどの必要なパーツを取り付けた後店頭に並びます。もう一色は…スミマセン!!次回のご案内までお待ち下さい。
「安ければすべて良い…?」
何でもそうですが「安く」買えれば誰だって得した気分に浸れるものです。でも全部が全部それで良いのか?「着心地」「風合い」「丈夫さ」「緻密さ」といった日本製ならではの高い完成度は、「安さ」だけを追求している状況では決して維持はできないこと。一つの製品が出来上がるまで多くの「人の手」を介していること。けして「高い」ものがなんでも優れてるわけではありませんが、「価値」ある物にはそれなりの背景があってきちんと評価しなければいけない。そして、それをエンドユーザーのお客様に微力ながらも伝えていくのが自分達の「役割」である事を二度の工場見学を通して改めて感じる事ができました。
大変お忙しい最中、見学にご協力いただいた㈱内田染工場 内田社長とスタッフの皆様、そしてEEL 渋谷氏、大変ありがとうございました。
いよいよ次回のご案内では、完成品をご紹介したいと思います。
それではまた!!