2015/04/25 Sat [STEPS吉祥寺]
一日一服~master-piece~
[STEPS吉祥寺]
Dai Kunieda
ファッションとサッカーをこよなく愛する、まだまだ世間知らずの22歳。
ひとくせある物に何故か魅力を感じ、様々な物に興味深々です。そんな日々の新たな発見を皆様にご紹介できればと思います。Dai Kunieda
なぜワタシたちは日本製商品に魅力を感じるのでしょう。確かな技術からくる信頼か、親近感や安心感なのか。モノへの価値観は人それぞれですが、生産背景に興味をもつお客様が多くいるように感じます。一方で現場の人間として思うことは、'日本製'であれば何でも良いのかということ。
日本製といった言葉自体がブランド化し、日本製であることの本来の必要性や生産背景までをお客様に伝えきれていないような..。
そんなことを考えながら先日、日本が誇るバッグブランドmaster-pieceの大阪工場を見学させていただきました。
先ず驚いたことは一つのバッグが製品として完成するまでに必要な工程数が非常に多かったこと。
master-pieceは自社製作のパーツが非常に多いのです。
(現在はパーツごとに外注をして製作しているバッグブランドが多いです。)
(裁断部位ごとに大小様々な裁断パーツが無数に存在します。)(上の写真のパーツを使用し生地を部位ごとに裁断しております。)
一つの製品案があった際に求められたデザインや機能製を満たすパーツが外注できない場合に、それら希望に対応することのできる技術をもった職人が工房にいるということ。職人さんたちに話を伺うと、バッグを作るうえでの難しさや腕の見せ所を楽しそうに語ってくれました。
その光景に、日本の職人のコダワリやプライドが垣間見え、この人たちが作っているバッグに半端なモノはないのだと思い、そういった生産背景が見え、感じられるからこそ日本メイドのプロダクトに魅せられているのかもしれませんね。
また工房の職人はワタシと近い年齢の若い方々と、50歳を超える熟練の方々が共に働いています。日本のモノ作りや文化を後世に残していくためには、こうした熟練の技術を継承できる環境作りはとても大切なことではないでしょうか。
お客様に直接商品をご紹介できるワタシたち販売員は、時にはより深く掘り下げたモノ作りの背景や職人の皆様の想いまで正しく伝える責任があるのだと背筋がスッと伸びました。
是非master-pieceのモノ作りに興味があるお客様がいられれば、気軽にお声掛けくださいね。
'日本製はやっぱり良い'と少しばかしはお伝えできるかと思います。
いつになく真剣なブログとなってしまいましたが、ONとOFFはしっかりと。
(写真右が今回の研修にてお世話になりましたmaster-pieceの桐村氏です。)
'くいだおれの街大阪'も充分に満喫できました。
人は何故、惨事を分かっていても、たこ焼きと小龍包は一口で食べたくなるのか。
(否、食べさせるべく流れがあるのか...)
永遠の疑問です。
それでは。
PS.梅田の古着屋にて収穫あり。チャイナボタン、可愛いです。