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2015/11/29 Sun [STEPS吉祥寺]

一日一服~Detail's~

一日一服~Detail's~
PROFILE
[STEPS吉祥寺]
Dai Kunieda
ファッションとサッカーをこよなく愛する、まだまだ世間知らずの22歳。 ひとくせある物に何故か魅力を感じ、様々な物に興味深々です。そんな日々の新たな発見を皆様にご紹介できればと思います。
「その服、雰囲気ありますね~。」
「どこの服ですか。」
「古いやつなんだけど、タグの感じだと50'sかな。」
「えっ、タグの見た目で年代わかるんですか。」
「なんとなく雰囲気でおおよそは」
こんなやりとりが上司との会話でありました。
自分はタグの雰囲気じゃわからんな~と思いつつも帰宅と同時にクローゼットの服のタグをひっくり返してみた。今まで左程気に留めていなかったタグたちだが、それぞれに違いがありなかなか面白かったので、
今回のブログでは新旧問わず無差別に撮影してみたタグたちを紹介します。
まずはアメリカのBATTEN WEARとFALLRIVER。
シンプルでオーソドックスながら、しっかりと主張がされたブランドロゴはいかにもアメリカらしいのでは。
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続いてはイギリス。アメリカ同様シンプルなロゴも多いが、力強いというより洗練された雰囲気。
イングランドを象徴するライオンとスコットランドを象徴するユニコーンなどがブランドロゴやタグに使用されてることが多いですね。どちらもイギリスの国章に使用されてることもあり、「らしい」特徴ではないでしょうか。ただ、パッと尋ねられてもライオンなのかユニコーンなのか何なのか即答致しかねますので悪しからず..。(即答できるのは写真4枚目Jamieson'sだけ!)
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ドメスティックブランドで好きなのはこの2つ。
作り手さんの細部まで一貫してコダワリをもったモノつくりの姿勢が伝わります。
SUN/kakkeは特に気に入ったブランドタグで四方全てに刺繍付けされた丁寧なタグ付けと、トリコロールで配色されたレトロなイラストや表記はヴィンテージのロゴを彷彿させます。
タグだけ切り撮ったつもりでしたが、縫製の良さまで伝わるヤラシイ1枚です。
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トリコロール繋がりでいうと、チャイナシャツのこのロゴも良し。
「made in shanghai」なんて表記はなかなか見かけません。
1周したのかしてないのか分かりませんが、変に洒落てみえます。

L1020218.jpg古着繋がりでミリタリーものも少しだけ。1枚目はブリティッシュアーミーのカットソー。
イギリス表記がどこにもされておらず、購入当初は不確かでしたが、タグに記載されているスペルや数字をグーグルに打ち込んでみると、イギリスのサプライヤー先か何かのサイトに引っかかりました。今の世の中、凄いです!
2枚目はECWCSのモノ。蛇足かもしれませんがECWCSは〔拡張式寒冷地被服システム〕のことで、気になる方はググってみてください。左側にあるタグの真ん中あたりにある「COLD WEATHER(GENⅢ)」の響きが好き。軍物はファッション性のあるタグとは正反対に識別番号や納品年代の記載があったりと違った面白さがあります。
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最後に今回タグをいろいろひっくり返していたなかで見つけた1番のお気に入り。
アメリカのLeft Fieldのロゴ。タグ下部分が切りっぱなしでセントジェームスと同じく、着用しているうちに逆さになるのが難点だが、でかでかとしたタグにブランドロゴとイラストのみの潔さ、そして、ヘリンボーン生地な部分にテンションあがりました。この雰囲気なら切りっぱなしのが正解なのかなと勝手に自己完結しました。
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皆さんも物凄く時間のあるときにでも、タグをみてみてください。
タグの雰囲気による共通項や最少公約数などは全くといっていいほど分かりませんでしたが、その服がどんな背景で誰に向けて作られたのか空想と妄想に更けるのもたまには良いのではないでようか。それでは今回はこの辺で。
L1020201.jpg

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