川角のコト、モノ 其の二
STEPS吉祥寺
いつもご覧いただきありがとうございます。
台風の影響で雨続きの10月ですが、大雨の中でもお店に足を運んで下さるお客様に日々感謝の気持ちでいっぱいです。
7月の更新からあっという間にスタッフブログ2周目が回ってきました。
スタッフのこと、意外と知らない面白い趣味の持ち主もいて、興味を持ってご覧頂けたら幸いです。
さて川角のコト、モノ其のニ。
趣味はなんだと言われたら「料理です」と言いたいところですが、手際も悪くセンスもない私は器や道具だけには良いものを求めて、出来るだけ楽しむように心掛けています。
先日のこと、切れ味に満足いかなくなった包丁を手入れしてもらうことにしました。衣類の手入れには自信があっても、包丁研ぎはど素人。
プロの力を借りるべく、購入した合羽橋の道具街に向かいました。
研いでもらう間、アレコレと道具街を吟味し、それぞれのお店でプロに話を聞いているうち数点の調理器具を選びました。
今回の狙いはコーヒーを淹れる際に使うポット。
毎日のようにフィルターで抽出するのですが、やかんではあじがないし注ぎづらい。
プロに相談したところ、予想外の提案と予想外の価格でしたが(ホーローや人気のあるブランドなど見た目を重視しながら検討していたのです。)親切に、的確さに使い続けることができるのはコレしかない!と即決してしまいました。
背景のある良いものを長く使いたい思考は調理器具も洋服も同じことで、プライスや流行り物だけでは選ばない主義な私。
そう、面倒くさい人間なのです。
そんな私の相談にのり、おすすめして頂いたポット、なんてことないシンプルなものでしたが、これにして良かったと翌朝実感、とても良い買い物ができました。
ショップスタッフであり、消費者でもある私も、一着一着にそんな想いを感じて頂けるようプロ意識を持ちたいとあらためて感じた一日でした。
もちろん包丁も抜群の切れ味で返ってまいりました。
美味しいものを作る道具選びも大切ですが、美味しいものを知ることも大切、という自分に言い訳をして「どじょう」をいただいて帰宅したのでした。