最近雨続きですね。

　

という事で、家でゆっくり本を読もうと「男の服装術」なるものを買いました。

　

洋服屋たるもの、洋服に纏わる基本知識は当たり前に持っている必要があると思います。

それを元に、お客様それぞれの個性に合わせて柔軟に提案をしていくのが接客の醍醐味だと感じます。

主にこの本は、クラシックスーツの着こなし方、クラシックな洋服の基準を分かりやすく書いています。

例えば、アメリカン、クラシコ、ブリティッシュ、フレンチの形の違いはもちろん

ジャケット、トラウザー、シャツ、革靴、ネクタイ、靴下はこう選ぶべき、スーツの選び方はこうしたら良いとか

本当に衝撃があるくらい細かいです。

「クラシックなジャケットの裾丈は両手を下げた第一関節と第二関節の間が良い」

「正しいネクタイの長さはウエストラインまで。ベルトをする場合はその上に大剣の先がかる程度に」

　

など、カジュアルウェアよりも緻密な着方があるのがクラシックスタイルの面白さだと改めて発見しました。

ただ、この一冊の本を読んで、SEEK&FINDでは普段使いできるクラシックな洋服を扱っているからこそ、お客様の個性に合わせて洋服を着る楽しさをフレキシブルに提案していきたいと心から思いました。

教科書通りの提案ほど面白くないものはないと思います。クラシックなジャケットにデニムを合わせたり、スラックスにラフなアイテムをスタイリングをして欲しいと思います。

もちろん基本は抑えますが、お客様の期待をいい意味で裏切る。そんな洋服屋でありたいと思います。