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2024.04.10
ソックスの跡 -36- SEEK&FIND
アルフォートはリッチミルクだけ食べていたい、SEEK&FINDの岩波です。
先日の仕事終わり、春らしく井の頭公園でお花見を。
皆さん例に漏れず、花よりお酒といった感じでとても賑やかな会になりました。
そんなイベントがあったり、日を追うごとにじわじわと暖かくなってきたり、“スギ花粉のピーク以降”の春というのは無条件に気分が良いですね。
散歩の途中でも、春らしい風景を見るとつい立ち止まったり写真を撮りたくなるわけです。
でも、なんとなくiPhoneで撮れる写真(もしくはiPhoneで写真を撮る行為?)に飽きてしまって、素人にやさしいチープなデジカメを求めてみました。
おもちゃみたいなかわいげのあるルックス。
胸ポケに入るコンパクトなサイズ。
雑な扱いを受け入れてくれるような安心感。
自由過ぎず単純明快な操作性。
なんとなく求めていたものをふいに手渡されたような気分です。
手に入れてからは常にポケットや鞄に忍ばせて、なんか嬉しいときにだけ直観的にシャッターを押す。
玄関を出たときに広がった町の夕暮れが嬉しい。
野川がここぞとばかりに春で嬉しい。
ちょっと欲張りな朝食が嬉しい。
無茶して手に入れたAnders PehrsonのペンダントライトがUFOみたいで嬉しい。
近所の猫は手振れしたけどカメラ目線で嬉しい。
わざわざカメラを出してシャッターを押す。
液晶は当てにならないしもちろんWi-Fiも搭載されていないので、ひと手間かけて写真を確認する。
上手く撮れてるかどうかは別として、日々の生活の中の些細な幸福に目を向けさせてくれる。
何もかもが便利な最先端のそれと比べて、僕にとってはこちらの方がよっぽど健康的。
そんなことを思うのは、おそらく最近読んだこれの影響。
それではまた。