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2021.07.07
ソックスの跡 -18- SEEK&FIND
芹沢銈介の型染カレンダー、7月は涼しげで素敵です。
SEEK&FINDの岩波です。
今年も折り返し地点を過ぎましたね。
梅雨らしさ全開のジトっとした日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
雨が降ると山には行けないし散歩もしにくいしで、例年くすぶりがち時期ですが、
今年は結構楽しめています。
特にここ最近で一番心を満たしてくれたのが、
世田谷文学館で開催されている「イラストレーター 安西水丸展」。
とてもいい展示だったので、皆さんにもオススメしたい!今日はそんなブログです。
安西水丸さんといえばイラストレーター、漫画家、エッセイスト、作家、絵本作家と
様々な肩書きで活躍された方ですが、やはり村上春樹さんとの名コンビでの仕事が印象的です。
2人によって数多くの作品が生み出されましたが、その中でも僕が好きなのは「村上朝日堂」。
村上節満載のエッセイに温度感バッチリな水丸さんの挿絵。
その息の合い方は、仕事仲間である前に友人として長年を共にしてきたというのも大きいですね。
村上さんが小説を書き始める前、ジャズ喫茶をやっていた頃からの友人だったそうです。
今回の展示でも村上さんとの仕事が大きくフューチャーされていたりと、
2人のファンである僕にはたまらない内容でした。
もちろんそれ以外の仕事や、水丸さんの趣味などにもついてもユーモアたっぷりに展示されていました。
展示の方法まで全てにおいて水丸さんらしく作り込まれた、なんだかあったかい気持ちになる空間。
会場の世田谷文学館には今回初めて足を運んだのですが、
館内や周りの環境も落ち着いてとても良い場所ですね。
テンションが上がってグッズもしっかり購入。
民藝、特に鳥取県のものが好きだった水丸さん。
なんと「水丸の鳥取民芸案内」という本まで出版されていました。
こんなのもう、買わないわけにいきません。。
イラストもキュートですよね。
水丸さんは若いころから様々な品を蒐集していたそうで、
2枚目に描かれている辰巳木工の電気スタンドも20代前半に買い求めて以来、長く使っていたそうです。
渋い!
読み終えた頃には、しっかり鳥取に行きたくなってしまいました。
語り始めると長くなってしまうので、今回はこの辺で。
とにかくオススメですので、興味のある方は是非行ってみてください。