2023.09.27

一日一服 / 三角形の内角の和 SEEK&FIND

” 発明には三角形の内角の和 “

 

これは古くからあるインドの言い伝え。

 

発明をしたければ三角形のように

 

角だったポイントを3つ作ることが必要。

 

どんな三角形も内角の和は180度

 

どんなモノも3箇所ほど角度をつければ

 

180度違うモノ = 新しいモノが生まれるといった意。

 

 

 

……….。

 

 

 

なんて、そんなことはなく

 

内角の和が180度であること以外は

 

僕がでっちあげた妄想の話..。すみません。

 

 

でも、1癖、2癖、3癖と

 

従来の視点からひねりを加えて

 

他の類いと180度異なるアプローチをした

 

全く新しい発明的プロダクトが入荷してきているので

 

ご紹介させてください。

 

 

 

YONETOMI / RIGID CASHMERE SWEATER

size : 2 / 3 / 4

price : ¥49,500(tax inc.)

 

 

一見すると、シンプルで素朴な丸首のセーター。

 

普通ですよね。

 

洗濯表記を見てみると…

 

 

あれ? カシミアなのにホームクリーニングがOKですね。

 

なんだか普通じゃないですね。

 

店頭でご紹介するときのキーワードは

 

“度詰めのカシミアセーター”

 

“スウェットやデニムのようなカシミアセーター”

 

“洗える・育てるカシミアセーター”

 

 

やっぱり普通じゃないです。

 

 

 

 

いわゆるカシミアセーターと

 

180度異なる生産工程、デザインをしたのがこちらのセーター。

 

繊維を撚り合わせて一本の糸にしていく工程は

 

カシミア糸は特有の風合いを最大限引き出すために、

 

甘く撚ることが一般的です。

 

そうしてできた糸を空気を入れるように

 

ゆるく編み立てていくことで

 

ふわっと柔らかなセーターが出来上がります。

 

対して、ヨネトミ別注のカシミア糸は

 

繊維が千切れる限界まで強く撚りをかけて

 

カシミアとは思えないハリのある糸に仕上げています。

 

そんなハリのある糸を

 

空気を含ませる隙間がないくらいに

 

ギュッと度詰めにして贅沢に編み立てています。

 

そうしてできあがった生地は

 

滑らか・柔らか・軽さが特徴とされる一般的なカシミアセーターと真逆で

 

ハリ・コシ・重さといった特徴を持っています。

 

この位の厚みのニット製品は身体に沿うようなシルエットデザインになっているものが多いですが

 

スウェットのような着やすく、ゆとりのあるデザインも素っ気なくて良いですよね。

 

 

 

もう少しだけ個人的な思いをお伝えさせていただくと、

 

僕はふんわり柔らかでとろみのあるカシミア100%の製品も好き。

 

というより、持っていないので憧れがあります。

 

ホームクリーニングができない繊細さはあれど、だからこその極上の肌触りや特別感。

 

カシミアの魅力を最大限に引き出したプロダクトは

 

古くから王室や貴族の方々に愛され続けているしかるべき理由がありはずです。

 

なのでYonetomiのこちらのセーターは

 

単に”気軽に洗えること”や”従来のカシミア製品と真逆の生産プロセス”をしていることが

 

そのままプロダクトとしての価値に直結しているわけではないと思っています。

 

“カシミア素材やニットウェアを身近に感じて貰いたい。”

 

“育てるニットウェア、リジットカシミアってプロダクトがあったら面白いよね。”

 

そういった日常によりそった身近な視点で

 

僕たちをワクワク、ドキドキさせてくれることにこそ価値があるんではないでしょうか。

 

おひとつ、いかがでしょうか?

 

SEEK&FIND

東京都武蔵野市吉祥寺本町2-18-2 リッツ1F

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TEL:0422-27-5733

営業時間:11:00〜19:00