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2019.05.08
岩波のソックスの跡4 SEEK&FIND
この時期道端に咲いているツツジが好きです、SEEK&FINDの岩波です。
早くも5月に入りましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
僕はSEEK&FINDに異動してきて早くも約3ヶ月が過ぎました。
とてもあっという間に感じるのは充実した日々が送れているからでしょうか。
さて、今回のブログでは先日見に行った映画
「BILL EVANS TIME REMEMBERED」について書かせていただきます。
ビル・エヴァンスの生誕90周年を記念して公開された映画で、
「時間をかけた自殺」とも言われたエヴァンスの51年の人生とその音楽をたどり、
出生からキャリアのスタート、彼をめぐる人間模様、死の間際までを綴っていくという内容。
公開が発表されてからずっと気になっていて、
お休みの日にちょうどジャズライブ付きの上映が行われるとのことだったので行かない手はありません!
結論から言うと、「鳥肌立ちっぱなしの2時間」でした。
エヴァンスの素顔や生涯苦しんだ薬物依存、
これまで公にされなかったエヴァンス自身の音楽への想いなどが
関わりのあった人々から表情豊かに語られ、これまで見てきたドキュメンタリーの中でもダントツで内容にのめり込むことができました。
音楽やスタイルはとても好きでしたが、リアルな時代に聴けていないこともあり
なかなかエヴァンス自身の人間的な面に目を向けることができていなかった僕。
この映画を通して彼の人生を知ることができ、彼の曲に対する聴き方や捉え方も変わりました。
見に行って本当に良かったです。
「真実と美だけを追求し、他は忘れろ」彼の残したこの言葉に全てが込もっていました。
上映後のジャズライブも圧巻でした。
ジャズライブというものを生で見たことがなかったのであの特有のグルーヴがとても新鮮でしたし、
何よりこれまでに見てきた色々なライブの中では感じたことのなかった「上品な表現の爆発」のようなものがありました。
影響を受けやすい僕は「エヴァンスみたいに七三分けにしてメガネかけようかな」なんてことを本気で考える始末。
しっかりと記念Tシャツも買いました。(笑)
とても刺激的な映画でした、興味のある方は劇場まで足を運んでみたほうがいいと思います。
自信を持ってオススメできます!
「最近の再生」のコーナー!第2回の今回は映画の話に絡めてこの曲です。
Peace Piece / BILL EVANS
1958年に発表されたビル・エヴァンスの2枚目のアルバム「Everybody Digs Bill Evans」に収められた一曲。
ジャズについてあまり詳しくない僕にも分かるほど洗練された一曲で、聴きながらついうとうとしてしまうこともしばしばです。。(笑)
2つのシンプルなコードを基盤に、スッと耳に入ってくるような心地のよい即興のフレーズが散りばめられているという潔い構成で、
僕はこの曲を「ジャズっぽくないけど実はめちゃくちゃジャズな曲」だと思っています。(語彙力を付けないといけませんね)
ではまた!