ブログをご覧の皆様、お久しぶりです。
下北沢店、國枝です。
バタりと停止してしまっていた本ブログ。しかしながら「一日一服」と銘打ったタイトルの如く、相も変わらず服浸けの日々を送っております。
バンダナを始め、フォトブックやヴィンテージボタンと収集癖は加速気味。
何から紹介しようか迷うところですが、今回はヴィンテージボタンについて。
基本的には台紙付きのものをジャケ買い。年代は60年代~80年代が多いのですが当時のグラフィックデザインひとつとっても国によって大きく異なるところが面白いところ。また古本に見られるような日焼けした台紙が好物です。
写真左はフランス、写真右はドイツのもの。フランスボタンは婦人やドレス向けのものが多く、デザイン性の高いものが多いのが特徴的。ドイツは良い意味でボタンも質素というか素朴なものが多いと感じます。
代わってアメリカはグラフィックからも見てとれるように色使い豊富なスポーティーな台紙が多く、これまた雰囲気良し。大量生産・大量消費の文化が強かった為か、直し用のボタンなどは差ほど数が出てきません。
台紙に惹かれずともボタン自体に魅力を感じるものももちろん有ります。フランスの30’sのアニマル釦は髪ゴムにアレンジを。これが付けたくて最近髪を伸ばし気味なわけだったりします。(冷静に気持ち悪いですね。)このアレンジはジャケットに付属される予備のボタンなんかでも活用できますね。
また髪ゴムとしてだけでなく、首に巻くには少し短いバンダナ(45cmx45cmくらい)のチーフリング的な役割も担えます。これがあるのとないのではバンダナ選びの選択肢が変わります。
時には本来の使い方も。ヴィンテージ品(特に~50年代)はボタンがオ当時のオリジナルで残っているものがほとんど無かったり。そんな時に気に入ったヴィンテージボタンのストックがあると、カスタムを楽しめます。上の写真は40’sフランスのインディゴリネンのコートですが、トップボタンのみオリジナルのボタンでなかった為、ドイツの40’sのアシンメトリーボタンに付け替えてみました。
ヴィンテージのボタン付けやお直しでのコダワリは縫い糸もなるだけ当時と年代が近いモノを選びます。靴ひもなんかもそうですが、やはりその時代その時代にしか出す事の出来ない雰囲気があると思っています。古着屋巡りやアンティークフェアを覗く際には、こんな感じでボタンやら糸やら細々といつ使い道があるのかも分からないものを買ってしまいます。つくづく服バカというのかジャンキーというのかアホだな~と思いますが、やめる気も起こらず暫く続きそうです。
それでは、また次回。
PS.服についてるボタンも気になるボタン狂。