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2019.07.17
松尾の素顔シリーズ⑤ー国内研修編ー STEPS下北沢
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お久しぶりです。下北沢店松尾です。
先月、国内研修のため香川県、岡山県に行かせていただきジーンズやパンツの生産背景を学びました。
今回はそのお話になります。
香川県には、弊社人気ブランドのD.M.GとSPELLBOUND専用の縫製工場があります。
工場内に置いてあるミシンとその他の機械は、様々な種類があります。
中には、もう販売されてない貴重な機械も置いてあります。機械の部品が少なくなり、修理する技術を持った人も少なくなってきたため、機械を大切に使っています!
大切に使っている機械を熟知している職人の中には20年勤務している方もいらっしゃいます。
まち針で生地同士を止めていないにもかかわらず正確で縫うスピードが速く、まさに職人技でした!
次の工場に行く前にまずは腹ごしらえ、二年ぶりの讃岐うどん!
東京にはない弾力のある麺がついつい病みつきになる食感で二年前に食べた記憶が蘇りました。
これはハマりそうな予感です。。。
岡山県に向かう途中、瀬戸大橋に乗りました。天気が良くて緑が多く普段あまり見ない綺麗な景色でした。
ギネス世界記録に認定される程の長さで途中、パーキングエリアで休憩を休憩をはさむレベルです。
そうして岡山県の児島に到着。
誰しもが必ず一度は穿いたことがある、ジーンズの生産背景を学びに工場見学させていただきました。
工場見学したクロキ(株)さんは、日本で二番目に大きいロープ染色の工場です!
ジーンズといえばインディゴ。
糸をインディゴに染めるロープ染色を初めて見ました。
最初からきれいなインディゴカラーに染まると思っていましたが、生成り→黄緑色→青色→鮮やかなインディゴにだんだん染まっていきます。
インディゴ槽に何回も浸しながら時間をかけて染めるのに、糸の表面だけが鮮やかなインディゴになり芯は白いままです。
このことを中白といい、穿きこむ度にジーンズらしい経年変化をしていく肝になります。
ジーンズの醍醐味ですね。(皆さんもきっと共感していただけるはずです!)
染めた糸を旧式の力織機でデニム生地にしていきます。
いわゆるヴィンテージジーンズに見られるセルヴィッチデニム(耳つき)を織ります。
工場外にもカタンカタンと織機の音が響き、工場内では大きな声で話さないと聞こえないぐらいです。
力織機は、最新の織機と比べると織るスピードが遅く、作れる生地の幅も狭いです。
しかし最新の織機には無い、糸本来のムラが味わい深く経年変化を楽しめるセルヴィッチジーンズが出来上がります!
仕上がったデニム生地を使い、縫製工場で形にしていきます。
形になったジーンズは、メーカーの要望によっては加工を行います。
加工の見学をさせていただいた豊和(株)さんでは、古着等からインスピレーションを得てメーカーさんと試行錯誤して商品開発をしていきます。
様々な加工がありましたが、特に印象的だったのはレーザー加工です。1分程で焼かれて仕上がります。
見洗いの状態から育て上げたように、リアルなヒゲを演出してます!
今回工場を見学させていただき、日本製の品質の高さと伝統的な生産技術を生かした商品はとても魅力的だと改めて感じました。
そういったこだわりを持った商品の生産背景を、熱意ある接客でお客様にお伝えしようと思います!
店頭でお待ちしております!