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2020.10.19
松尾の素顔シリーズ⑧-美術館編- STEPS下北沢
こんにちは。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
下北沢店松尾です。
夜寒を覚えるこの頃、いよいよ秋も深まってきた感じですね。
秋といえば食欲の秋、芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、と結びつく言葉がたくさんありますね。
静かに秋の季節を満喫したいという自分の中でテーマを決め、選択したのは芸術の秋。
癒しを求めに山梨にあるアフリカンアートミュージアムに行ってきました。
ミュージアムは自然の眺めがいい八ヶ岳南麓にあり、今の季節にぴったり。
入り口には、何やら巨大な鳥の彫刻作品がお出迎え!
館内はアフリカのマスク、立像、アクセサリー、テキスタイル、道具などがあり、またアジアの工芸品が展示されています。
アフリカの歴史的な背景も知らないので、簡単な解説が書いてある資料を借りて鑑賞しました。
作品は可愛らしいのもあれば、ゾッとする不気味なのもあり、たちまち虜になってしまう不思議な魅力があります。
同じ国なのに民族によって作品が異なり、独自のスタイルを持って訴えかけるような力強い造形でした。
また動物の歯、鍵、鈴などいろんな物をミックスしたネックレスがあったり、織物には刺繍が施されていたり、手間隙かけて作られた物が殆どで、こういったクラフトマンシップがある作品に心打たれました。
途中で館長のギャラリートークが始まりました。
日本では、唯一ここしかアフリカを専門としたミュージアムは無いそうです。
アフリカンアートはピカソなど多くの芸術家に制作のイマジネーションを与えてたのこと。
見せてもらったピカソの資料にはアトリエの背景が載ってあり、アフリカの美術品が随所にコレンクションされていました。
ピカソの絵画の色使いや雰囲気は、言われてみればアフリカンアートを連想させますね。
ちなみに館長の友人のアフリカ人が履いている靴も、非対称に装飾されているとのこと。
自然豊かな環境で暮らしているアフリカ人にとっては、左右対称や整った形に対して違和感を感じるんでしょうね。
今後は、そういった視点で鑑賞するのも面白いなと思いました。
濃い展示内容と丁寧な解説で素敵なミュージアムで、また行ってみたいと思います。
今回はここまで。
皆様のお勧め美術館があったら是非教えてください。
それではまた。