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2024.02.07
・・まつきち手帖・・ STEPS吉祥寺
【私がパリに行った理由】
2024年1月
パリに出張へいってきました。
『私』がどんな人物かというと、
吉祥寺店にいる
“でこっぱち”?
“みなしごはっち”?
“あくびちゃん”?
(はやく人間になりたい…)
そんなふうに
思われている私は
レディースバイヤーの顔も持つ。
遡ること4年前、、
2020年1月。
コロナ禍になる直前。
コウモリを食べた⁈
ダイヤモンドプリンセス号⁈
ざわざわ、、、
そんなこと、あったなー。
私は
生まれて初めて
パリへ旅立ち、
人生の財産になる思い出を
そりゃぁもう、
めいっぱい作りました。
その頃の私は、
まだまだ
アシスタントバイヤーで。
“海外研修”という
ラッキーチャンスを掴んで
飛んだパリ。
リサーチがてら
イケてるショップを
ひと通り周ったのです。
セレクトショップ、
ブランドショップ、
お菓子屋さん、
美術館など…
私が興味を持ったのは、
0fr.paris。
ちょっぴり変わった
とってもおしゃれな
本屋さんでした。
手で押す扉を開けると、
そこはまるで秘密基地。
あら不思議。
普段は静かなはずの本たちが
ここでは動いているように見えるのです。
自由に積み重なった
アートの本やら
ファッションの本。
写真集に
ヴィンテージの古書。
入っていいのかな?と
思わせる店内の奥へと
ぐんぐん
吸い込まれていく。
その先は
ギャラリーになっていて…
オリジナルのエコバッグや
アーティストとのコラボTシャツが
お部屋いっぱいに山積みでした。
うーー!
わーー!
そんな2020年1月のこと。
この賑やかで
ささやかな出会いから
はじまります。
それから4年の間に、
アシスタントバイヤーから
バイヤーへ成長。
(おかげさまです。)
『自分が欲しい!』は、
いつしか
『こんなにも素敵な出会い、
もっとたくさんの人にも味わって欲しい!』
の目線も加わり。
自分が、
いいな!って思うものは
やっぱりいいものだもの。
STEPSにあるものは、
それらの寄せ集め。
それらと出会えない人生は、
出会えた人の一生よりも、
ずっと損してる!
って思うのです。
あらら。
つい熱くなりました。
↑
行きの飛行機で、
ジェフマクフェトリッジの映画を見ていたので
パリにいる間
脳内はマクフェトリッジ状態。
…おっと、余談でした。
(分かる人にはわかるはず)
暗黒のコロナ時代を経た
2023年5月。
私がパリに行きたい理由を
(なんか違う気がするね)
ボスとヨーロッパ在住の知人に相談。
私はずぅっと
ofr.に恋をしていたのだ。
それから
作戦会議は進んでいきました。
えっさ、ほいさっ!と。
(きっと話すと長くなるでしょうからね。)
決戦は金曜日。
ちがうな、木曜日でした。
(どりかむの影響力って、大きい!)
1月18日の木曜日、
太陽が眩しい、よく晴れた日。
迎えてくれたのは
キャップがななめのオーナー。
ほほぉ。
ただものではなさそうだ。
4年前と変わらないお店。
壁や柱の落書きも、
無造作に貼られたポスターも、
絶えず入るお客さんも。
いっぱい深呼吸して
感じられることすべてを
私の中に吸い込む。
さて、
選ぶ選ぶ〜。
商談は
スムーズに進み
納得のいく仕入れができました。
ふぅ~。
どさっ。
写真は積み上げられたオーダー分たち。
宅配を使わず
ハンドキャリーで日本まで
お持ち帰り。
(ただの戦略ミス…あちゃ。)
ものすごく
大変なことのはずなのに
はじめての体験に
私は1人、わくわくしてた。
出張を共にした
ボス&頼れる取引先のI氏。
重い荷物を持ってくれて
ありがとうございました。
そう。
私はわくわくにこにこしてただけ。
ふふ~。
日本に帰ってくるまでにも、
壮絶なエピソードが
あったんだから。
空港での
ロストバッゲージ。
私たちと離ればなれに
なった時には生きた心地がしなかった。
(ちょっぴりおおげさですね)
再会の瞬間は
感動したね。
そんなパリ土産。
お店には
3月になったら
並べたいと思います。
大変な思いをして
はるばるやってきた商品を
どうか
楽しみにしていてくださいね。
めるっし~。