2023.01.25

常盤色の夢現⑧-真冬も務めて- STEPS自由が丘

明けましておめでとうございます。

から、はや1ヶ月が経とうとしているところでございます。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

こんにちは、あるいはこんばんは。

2023年の12分の1がもう終わろうとしていることに驚きを隠せない自由が丘店川口です。

大晦日のカウントダウンコンサートの後、

とてつもなく眠い目をこすりながら浴びた初日の出を添えて

ご挨拶といたします。

 

 

さてさて、本日の話題。

年明けと言えば……そうです直木賞芥川賞!

半期に1度、冬のこの日を迎えると

「お!年を越したな!」と実感します。

 

本好きの私は毎年この時期ソワソワとしてしまいます。

今回はそんな私が年末年始にかけて爆読していた積読タワーの中から特に良かった作品を少しだけご紹介致します。

 

 

①【  テスカトリポカ⠀】 佐藤究

 

 

 

 

噛まずに3回連続で言えたら小さくガッツポーズしたくなるようなタイトル。

描写やキャラクターが非常にリアルで、「3年後、実写化しそう…」というような逸品。

ちなみにテスカトリポカとはアステカ神話におけるとても有名な神の1人。このタイトルで日本が出てくる繋がり方が壮大さを象徴していますね。

 

 

②【  君のクイズ  】 小川哲

 

 

 

先日、著書「地図と拳」にて直木賞でぶっちぎり受賞したことで話題の小川哲先生。

チャンネルを回してやっていたら、誰しも見入ってしまうクイズ番組。その番組内の回答者を巡って不可解な自体が謎を生むリアルミステリー作品。読み進めて行くうちにタイトルの意味を回収したとき、何とも言えない気持ちになること間違いなし!

こちらの作品は本屋大賞にノミネートされています。ダブル受賞期待ですね!!

 

 

【  骰子の七の目 】(短編集「私と踊って」より) 恩田陸

 

 

 

 

最後にご紹介するのは私の1番思い入れのある作品。高校生の頃の現代文の教科書で出会った日のことを今でも覚えています。何度も何度も読み返すほど好きなので、もう角がボロボロになってしまっていますがそんな所にも愛着が湧いているのもまた本好きの性。

二者択一は時に人を思考停止に追い込んでしまう、という話が現実世界と折り混ぜられ繰り広げられます。「プロパガンダ」という言葉を知ったのもこの本から。作中の様に、もし「プロパガンダ法違反」が存在する世界なら、趣味や紹介の範疇を超え語り出したら止まらないタイプのあらゆるヲタク達はちょっと罪になるかもしれません笑(特大ブーメラン)

 

 

さてさて、結局長くなってしまいました。

本日もお付き合い頂きありがとうございます。

読書は秋と言わず、気分転換に読む人が増えていけばいいな、なんて考えつつ今日はこの辺で失礼致します。

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