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2020.06.10
ソックスの跡 -11- SEEK&FIND
東京らしからぬ風景に萌えています。
SEEK&FINDの岩波です。
最近は街中を走る事にも少し飽きてきたので、ちょっと自然の多い所まで足を伸ばしてトレイルランの真似事を始めてみました。
多摩エリアにはこんな自然豊かな風景が10Km続く遊歩道があって、山まで行かなくてもサクッとトレイルが楽しめます。
最近は日中の暑さが厳しいですが、ここは日陰も多く涼しくて快適。
この夏入り浸りたいと思っています。
さて、今回のブログは最近読んだ本の紹介です。
自粛中にけっこう読書が捗ったので。
それに、まだまだ休みの日も安心して出かけられず、ネタがないので。。(笑)
最近読んだものからオススメの4冊をいつもどおり勝手にご紹介。
それでは早速1冊目!
雨の日には車をみがいて|五木寛之
9台の車と9人の女性を巡る、9つの短編小説で構成された1冊です。
自粛前にブックオフパトロールをしていたら、ポルシェ911Sの後ろ姿が描かれたこの表紙を発見。
絵がすごく気に入ったので、正直話はつまらなくてもいいやと思って買ってみましたが、読み終わってみたら話の良さが絵の良さを超えて行きました。
後書きに記された「さまざまな車に思いをよせる友、そして未知の異性との出会いを夢見るすべての読者に、この本を捧げる』という著者からのコメントに涙する羽目に。。
走ることについて語るときに僕の語ること|村上春樹
これはまさしくランニングにおいての、いや、人生においてのバイブルにしたい1冊でした。
タイトルに感じる、かまいたちの漫才を少し優しくしたようなややこしさはいったん置いといて(かまいたち UFJ で検索)、本気でオススメです、特に走るのが好きな方には。
「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)」
しんどいときに思い出したいと思います。
白いしるし|西加奈子
普段あまり読まないジャンルですが、本の趣味が合う友人が勧めてくれたので読んでみました。
読んでみて良かったです。
ストーリも面白いのですが、何より西加奈子さんの句読点の使い方が面白いというか、読み心地が良いというか。
他の作者と比べて句読点の数が多くて、文章にリズム的なものがあるんです。
200ページ程なのでサクッと読めるのも良いです。
辺境・近境|村上春樹
ラストはこちら!
「村上春樹ばっかじゃん」なんて言わないでくださいね、面白いから仕方がないんです。
この本は1990年8月から1997年5月の間に巡った7つの旅について綴られた紀行。
瀬戸内海の無人島、メキシコ、モンゴル、アメリカ大陸横断など、
そえぞれの旅、それぞれの土地で感じたこが丁寧に綴られています。
主にシリアスな側面に(戦争や災害の残したものや、当時の情勢について)とても考えさせられました。
そうかと思えば、中には「讃岐・超ディープうどん紀行」なんてのもあって振り幅がすごいんです。(笑)
香川で食べたうどんが恋しくなりました。
今回はここまでです。
店頭で皆さんのご感想をお待ちしております。(笑)
ではまた!