2021.09.01

ソックスの跡 -19- SEEK&FIND

 

 

 

 

皆さん、散歩してますか?

 

SEEK&FINDの岩波です。

 

 

夏は川辺の散歩が気持ちいいですね。

 

流れを眺めているだけでもなんだか涼しい気分になりますし、

 

吹く風も心なしか街中のそれに比べると冷えている気がします。

 

 

 

夏の散歩にはこんな曲流してくのが鉄板です。

 

「夏本番 海か?山か?プールか?いやまずは川だ」ってな感じで。。

 

さて、強引な替え歌に涼しさを覚えたところで本題にいきましょう。

 

 

 

今日は先日見た映画「ドライブ・マイ・カー」について。

 

 

 

 

 

 

 

 

とても不思議な、

 

 

心地のいい映画だったので皆さんにもオススメしていこうと思います。

 

 

 

しかしまずここで一つ注意点がございます。

 

この映画、まだ上映が始まって間もないです。

 

 

 

できるだけ遠回しに、程よい距離感を保ちながら書いていこうと思いますが、

 

今から見に行くつもりの方は読まない方が楽しめると思います。

 

そんな方は劇場で存分に楽しんでくださいね。

 

 

 

はい!それではここから書いていきます、ネタバレ注意ですよ。

 

初めにこの映画がどんな物語なのかをサラッと説明しましょう。

 

 

 

原作はご存知・村上春樹氏の短編集「女のいない男たち」に収録されたもの。

 

脚本は濱口竜介監督が手掛けています。

 

あらすじはパンフレットから抜粋します。

 

 

 

 

舞台俳優であり演出家の家福かふくは、愛する妻のおとと満ち足りた日々を送っていた。

 

しかし、音は秘密を残して突然この世からいなくなってしまう――。

 

2年後、広島での演劇祭に愛車で向かった家福は、

 

ある過去をもつ寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。

 

さらに、かつて音から紹介された俳優・高槻の姿をオーディションで見つけるが…。

 

喪失感と“打ち明けられることのなかった秘密”に苛まれてきた家福。

 

みさきと過ごし、お互いの過去を明かすなかで、

 

家福はそれまで目を背けてきたあることに気づかされていく。

 

人を愛する痛みと尊さ、信じることの難しさと強さ、生きることの苦しさと美しさ。

 

最愛の妻を失った男が葛藤の果てに辿りつく先とは――。

 

 

 

 

はい、物語はざっくりこんな感じです。雑ですいません。(笑)

 

 

 

それではこの映画で僕が感じた魅力的なポイントをいくつかご紹介していきます。

 

 

 

 

魅力その1「違和感を一切感じさせないリズムの良さ」

 

 

 

 

 

 

 

 

実はこの映画、上映時間が3時間あります。(笑)

 

長い!って思っちゃった方、安心してください、実質長くないです。

 

 

 

というのも、僕はこの映画の上映時間を特に気にせずに見に行ったんですね。

 

体感だと2時間弱くらいだと思ってたので、終わって時計を見た時には驚きましたよ。

 

それほど心地良いリズムで物語が進んでいきます。

 

 

 

展開が早いとか丁寧とか無駄がないとかそういことじゃないのですが、

 

ずっと前のめりでストーリーに集中できるんです。

 

この感覚はかなり面白いです。

 

まるで本当に小説を読み進めているかのよう。

 

 

 

 

魅力その2「表情豊かなロケーションと赤い車」

 

 

 

 

 

 

 

 

劇中では広島・東京・北海道・韓国と、

 

スケール間のある様々な土地が舞台になっていきます。

 

一応タイトル通り、車の運転という行為がこの物語で大きな役割を担っています。

 

なのでそれぞれの土地での車の走る姿を映すシーンはどれも印象的。

 

 

 

そしてその肝心の車のセレクトもまた秀逸なんですよ。

 

真っ赤なボディのSAAB 900 ターボ。

 

SAABはスウェーデン発の今は亡き自動車メーカーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

原作では黄色のSAAB 900 コンバーチブルという設定ですが、

 

映画ではより風景に映えるるように赤い車体がセレクトされたそう。

 

そして重要なのがサンルーフ付きだということ。

 

サンルーフがとあるシーンで大活躍するんですよ~。

 

そのシーンは個人的にグッときました。

 

 

 

 

魅力その3「音が良い」

 

 

 

 

 

 

 

 

シンプルですが音が良いです、まあ良い、ひたすら良い。

 

選曲もそうですが、

 

特に900ターボのあの低くざらつくエンジン音がもう、たまりません。

 

 

 

あと、使われる言語も非常に特徴的です。

 

日本語・インドネシア語・タガログ語・マレー語・スイスドイツ語・北京語・英語・韓国語手話が入り乱れています。

 

いや、入り乱れているのに、乱れていません。(?)

 

とにかくこんなに多くの言語が用いられているのに、不自然な感じがしないんです。

 

もちろんストーリーとの相性の良さもあると思いますが、

 

セリフ数や間への異様なこだわりを感じます。

 

 

 

 

以上です。

 

 

 

今回のブログは恐らく劇場に行かないと

 

「なんのこっちゃ」という感じだと思います!

 

ごめんなさい!(いつもだったらもっとごめんなさい!)

 

 

 

何はともあれ、

 

モヤモヤした方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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