ひと月の内に２つもすり鉢を買ってしまったSEEK&FINDの岩波です。

 

 

何に使うの？って声が聞こえてきそうですが、意外と使えるんですよ。

 

深さがあるので大好きなサラダに最適、ラーメンにもいいです。

 

今の所の用途ではもちろんすり鉢じゃなくてもいいんですが、

 

やはりこの彫りに惹かれしまうんですよね。

 

 

他の技法とは違って機能のためのデザインだからですかね。

 

function is beautyってやつですかね。

 

 

特に2枚目は小鹿田焼の名工 柳瀬朝夫さんのもの。

 

大らかで力強く、一瞬で目を奪われました。

 

 

 

さて、

 

大きな連休は終わってしまいましたが自然の緑がひたすらに目に優しい5月。

 

みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

 

 

（ブレはご愛敬ということで）

 

 

 

僕はこの気持ちの良い季節を逃すわけにはいくまいと、強欲に散歩。

 

年をとるたびに散歩の魅力に取り憑かれていく気がしております。

 

こんなことを書いている今現在も散歩の途中。

 

 

 

 

 

 

 

 

芝生に寝転んで携帯のメモにつらつらと打ち込んでいるわけですが、

 

お日様の光と芝の匂いにやられて今にも意識を失いそうです。

 

（おっと、ここで学校帰りの小学生が近くでリコーダーを吹き鳴らし始めました、最高です。）

 

 

…話を戻します。

 

先日の祝日も多摩散歩で過ごしました。

 

ニュータウンにはもちろん人混みなどあるわけがなく、通常運転。感謝。

 

 

そう、僕は度々多摩に感謝しています。

 

都心から遠すぎない距離に豊かな自然。

 

人を散歩フリークに育て上げるニュータウンならではのユニークな街並み。

 

都会ほど溢れ過ぎず田舎ほど足りなくないバランス感。

 

5年住んだ今では地元以上に愛着を持っているかもしれません。

 

 

でも、僕は多摩のことをまだまだ知らないんです。

 

 

例えばニュータウンが抱える問題について。

 

住民の高齢化、設備の老朽化、

 

これらはちょっと散歩をするだけでももろに痛感するのですが、

 

痛感して終わり。

 

 

他にも僕の見えていないところでいろんな問題を抱えていると思います。

 

これだけ多摩に楽しませてもらっているのに、

 

ネガティブな部分からは目を逸らしている現状。

 

あんまり良くないですよね。

 

 

多摩市について、

 

良い部分も悪い部分も知った上で生活できたらもっと面白いかもしれない。

 

そんなことを考えて、まずはこんな本を読んでみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

多摩市、落合団地にあるスタジオメガネという建築事務所で開催された

 

「世界の郊外展」というトークイベントの内容を書籍化した一冊。

 

 

多摩市内の書店では昨年の発売からずーっとプッシュされています。

 

 

このスタジオメガネさんは建築事務所としてはなかなか異色で、

 

週末はお店？になります。

 

さまざまなイベントをおこなったり、

 

パンやビールを売ったり、なかなか面白い場所です。

 

僕も散歩がてら何度かパンを買っています。

 

 

この本を読むとどうやら、

 

食堂をオープンさせたり、

 

街を使ってランタンフェスティバルというお祭りを開催したり、

 

色々面白そうなことを行っているそう。

 

 

世界の郊外展も、夜の娯楽が少ないニュータウンで

 

自分達で娯楽を生み出そうという考えから発展して行ったもので、

 

1年間でさまざまなトークイベントが行われたそう。

 

 

 

 

 

 

 

一度読んだ感想、

 

「内容が充実し過ぎていて頭が追いつかない。。笑」

 

 

めげずに言語化してみます。

 

まず、ニュータウンとしたキャッチーな響きの意味をより明確に知ることができました。

 

これまでのイメージだと”郊外住宅地”というばっくりしたものに過ぎなかったのですが、

 

そこがより明確になりました。

 

 

日本におけるニュータウンは、

 

高度成長にともなう都市圏人工の急増への対応策として1960年代に計画されたもの。

 

本の中では住まいについて様々な視点や分野から語られ、

 

ニュータウンが抱える問題について、

 

郊外住宅地論が語られています。

 

 

正直、読んだことのない分野過ぎて、

 

読むのに時間もかかれば理解できたこともそこまで多くないです。

 

 

しかし曖昧に感じていた危機感みたいなものが、

 

少し鮮明に把握できて、散歩時の風景の見え方も少し変わった気がします。

 

 

もちろん知るだけではあまり意味がないので、

 

自分が街に対して（どんなに微力でも）関わっていけたらと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

まずはもう一度本を読み返します。

 

それではまた。