2023.07.05

ソックスの跡 -31- SEEK&FIND

 

 

 

 

 

大きな本が好き、SEEK&FINDの岩波です。

 

 

展覧会の図録とか、海外の写真集とか、ちょっと昔の書籍とか。

 

自分の楽しめそうな物を見つけるとついつい手元に置いておきたくなります。

 

唯一の懸念として場所を取るので、

 

本棚のキャパを超えて溢れてしまっているのでセーブ中ですが(笑)

 

読むときに感じる重みとか、大きいからこそ余計に感じる紙の匂いとか、

 

好きですね。

 

 

本といえば先日の7/1、

 

個人的に待ち望んでいた多摩市立中央図書館が開館しました。

 

実は既に足を運んでおりまして、色々思うところがあったのですが

 

ひとまず僕のオアシスである多摩中央公園の魅力が上がり嬉しいです。

 

 

 

ちなみに上の本の写真は湯浅八郎記念館の資料室にて。

 

 

どんなところかというと

 

ICU(国際基督教大学)の中にある大学博物館で、

 

初代学長であった湯浅八郎の大学への貢献を記念して建てられたものです。

 

 

設計は前川國男によるもの。

 

上野の杜にある東京都美術館を彷彿とさせる煉瓦色のタイルが、

 

緑の多いキャンパス内に美しく馴染んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実はこの湯浅八郎は民藝運動の影響を受けていた人物の一人で、

 

1971年には京都民藝協会の会長を務めたり、

 

長年に渡り素朴な手仕事の品々を数多く蒐集していました。

 

 

そして氏が晩年、コレクションの大部分をICUへ寄贈したことが、

 

この記念館の設立の基盤となっているそうです。

 

 

この日行ったのは開館40周年を記念して開催されていた展示、

 

「民芸の心」を見るため。

 

1978年に氏が学生に向けて行った最初で最後の民藝に関する講義に沿う内容。

 

この素晴しい建物で見る静かな展示は、いつも時間を忘れさせてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

氏の蒐集の対象は落ち着きがあって控えめな印象を与えるものが多く、

 

上の写真を見れば伝わるかもしれませんが、

 

非常に緻密に管理されていたようです。(笑)

 

真似しようと思ってもなかなかできるものではなさそう。

 

 

予約制だったのでほぼ貸し切り状態で、とても気持ちよく見学できました。

 

現在は常設展を開催中みたいなので、興味のある方は是非。

 

 

国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館

 

 

 

思い返すとこのほかにも、

 

前回のブログを書いた5月から今日にかけて、

 

たくさんの心地いい場所や光景に出会いました。

 

 

中でもSouthern Field Industriesの工房がある

 

鳩山町に遊びに行ったのは良い思い出。

 

 

カラッと晴れて気持ちいい風の吹く、素敵な一日。

 

自然豊かな環境と岡田さん夫妻にひとえに感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーダーイベントも大盛況で終わった同ブランドですが、

 

店頭にもまだいくつかアイテムがありますので、

 

日々の生活の中で良い仕事をしてくれるバックをお探しの方に是非見てもらいたいです。

 

 

良い体験をすることや良いものを使うこと。

 

それが心身ともに健康的な生活へと繋がっていくのかな、

 

と最近なんとなく考えています。

 

それではまた。

 

 

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