(C)STEPS Co., Ltd. All Rights Reserved.
2021.06.23
Mr.はまっこ⑤ STEPS下北沢
いつもありがとうございます。
4月16日より、下北沢店配属になりました小山です。
ご挨拶が遅れてしまいましたが、半年という短い期間、自由が丘のお客様には本当にお世話になりました。
ありがとうございました!
新天地でも宜しくお願い致します!
とは言いつつも一年前の4月、入社した時は下北沢店配属でしたので、初心に戻った気分。
その当時は服に一辺倒だったので、下北沢という街に関しては古着屋にしか興味がありませんでした。
今でも服を愛している気持ちは変わりません。いや、日に日に増してきてはいますが、今では服だけでなくサブカルチャーにも少しづつではありますが、興味を持ち始めています。
特に、今ハマっているのは前回のブログでも書きましたが”レコード”。
下北沢にはたくさんのレコードショップがあるので、半年経ってもっと下北沢を好きになりました。
そんな訳で、お気に入りのレコードを紹介していこうと思ってます。
THE SMITHSの三枚目のアルバム、”The Queen Is Dead”
https://music.apple.com/jp/album/the-queen-is-dead/800092985
スミスの最高傑作との呼び声が高いアルバムです。
スミスの魅力は、なんと言ってもヴォーカル、モリッシーの綺麗で優しい歌声。
にもかかわらず、歌詞やメロディーはかなりパンチが効いています。
アルバムタイトルでもあり、アルバムの一曲目でもあるThe Queen Is Deadはまるで、イギリス王室に宣戦布告するような内容で、聞いているこっちがヒヤヒヤします。
こんな歌詞を書けるのは、モリッシー自身が、階級社会のイギリスで最も低い階級である、ワーキング・クラスであったという背景があるからでしょう。
後にスミスが”Working Class Hero”と讃えられるのも納得です。
スミスの魅力は歌だけでなく、アルバムジャケットがとてつもなくかっこいい。
好きすぎてこの間渋谷で開催されていた、THE SMITHS展にも足を運びました。
因みにジャケットに登場する人物は全て、バンドメンバーじゃないっていうところが肝です。
当店で扱っているTシャツもエルヴィス・プレスリーとジェームズ・ディーンです。
ジェームズ・ディーンのジャケットは「Bigmouth Strikes Again」と言う曲のシングル盤のジャケットで、The Queen Is Deadにも収録されています。
かなりカッコいい曲なので、是非聴きながらTシャツを着てみてはいかがでしょうか?
さて、前置きが長くなりましたが、本題へ。
とは言いながらも、やはり三度の飯よりファッションが好きな自分でして、前回同様、生地のご紹介になります。
生地とは言っても今回は布ではなく、レザー。
更に言うと、ただのレザーではなく、エキゾチックレザーと言われるものです。
エキゾチックレザーとは、牛、豚、馬、羊の様に、量産されている動物ではなく、希少価値の高い動物で出来た革。
その革には、その動物特有の模様のようなものがあるので、放つ雰囲気は独特です。
例をあげますと、クロコダイル(鰐)やパイソン(蛇)、オーストリッチ(ダチョウ)が有名です。
他にも「何それ!?」みたいなレザーもあり、入手したのでこの場をお借りして紹介します!
1.シャークレザー(鮫)
特徴としては、帯状にシボがあり、溝の深さはバラバラです。
マットな質感で、上品と言うよりかはワイルドな雰囲気を感じさせます。
時計のベルトを作っている方に、二重巻きのブレスレットを作っていただきました。
大変気に入っています。
2.シースネークレザー(海蛇)
シースネークとパイソン、何が違うかというと、海蛇の方が、通常の蛇より個体が小さい為、生産量も多くありません。
また、見た目には大きな違いはありませんが、鱗みたいなものがパイソンの方は少し重なっているのに比べ、シースネークはタイルのように綺麗に配置されています。
なので、パイソンは剥がれてきやすいですが、シースネークはそこの心配があまりないのです。
このレザーを以前、紹介した時計のベルトとして活用しています。
左手に海蛇、右手に鮫。
エキゾチック過ぎて、郷ひろみさんも黙っていません。
3.エレファントレザー(象の胴体)
個人的に一番好きなレザーです。
見た目はゴツゴツしたワイルドさもありながら、ベロアのような毛羽立ちで上品さも兼ね備えた逸品。
水にも強く、とあるシューズメーカーはレインシューズとしても提案しています。
象はワシントン条約に基づいて、今では取れる国が決まっている為、手に取れる機会が少なくなりました。
欲しい方はお早めに、、、
4.スティングレイ(エイ)
スティングレイは、泳ぐ宝石とも呼ばれており、今まで紹介してきたレザーの中では、一番上品。
ガラスビーズのように固く光沢のあるものが、無数に敷き詰められたかのような見た目をしています。
このガラスビーズのようなものは、リン酸カルシウムという歯と同じ成分?が含まれているので、裁断しようとしてもなかなか切れず、切れたと思ったらパリンっと割れてしまうそうです。
(何トンもの重量のあるプレス機のようなものでないと、裁断が不可能とのこと)
レアでありながらも、加工が困難で生産性の欠けらもない革。
そんな背景を知っていながら、製品化されたものを見ると感動します。
5.シールレザー(アザラシ)
アザラシは、動物園のショーとかでも見る可愛らしい動物。
しかし、国によっては害獣として駆除されてしまいます。
その個体から、計画的に革を作り上げているのです。
101匹わんちゃんのクルエラのように、革にする為だけに殺している訳ではございません。
こちらも同じようにシボがあるレザーですが、シャークレザーに比べ、プルプルとしており、光沢感もあります。
特にこのレザーの面白いところは、伸縮性があるところ。
寒い地域に生息する事と、この伸縮性を活かし、手袋などに使用される事が多いとの事です。
以上が最近手に入れた、エキゾチックレザーのご紹介でした。
まだまだエキゾチックレザーの種類はございますので、よかったら調べてみてください!
では、また次のブログでお会いしましょう。
p.s.
サムネのお店は下北沢にあるCCC(CITY COUNTRY CITY)というカフェ兼レコードショップ。
質の良い音楽を聴きながら、コーヒーが飲めるおすすめのお店です。