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2019.09.11
薄めの場合はvol.8 STEPS下北沢
いつもありがとうござます。
下北沢店 薄めの斉藤です。
唐突にブログのタイトルを決定しました。
由来と言いますか、理由としては、ブログで何かをご紹介するとなると必ず「私の場合は~」といった内容になっている事に気がついたから。
読んだ時のリズム感も悪くありません。
「薄めの場合は」
これで行きたいと思います。
ちなみに他の案として「ケーススタディ」というのがありましたが、格好つけすぎだろ!という理由でボツになりました…
というわけで第8回でありながら第1回の「薄めの場合は」、やっぱりこのアイテムのご紹介になります。
BONCOURA XX
以下、BONCOURA 公式サイトより引用。
原綿の配合から紡績、機織り、染めのすべての行程にこだわって作り込まれたボンクラオリジナルのデニムパンツ。すべて綿糸で縫製され、部位によってカラーや番手を替えて縫製しています。66、XX、シンチバック、Zの各モデルで縫製の仕様は変えています。また、革パッチは原皮から特殊な鞣しを施した鹿革。ポケットの生地はオリジナルのブロークンヘリンボーン。スレキ&腰ラベルにはヴィンテージタイプライターで制作されたスタンプが一つ一つ刻印されています。
シルエットは太めのストレートで武骨な雰囲気。Vステッチや隠しリベット、打ち抜きリベットなどヴィンテージを彷彿とさせるディテールにもこだわりました。
一言で言って「とんでもないコダワリのカタマリ」な一本。
とくに
・モデルによって使用しているリベットが違う
・モデルによって折り返したときのセルヴィッジの見える幅が違う(ほんの数ミリ)
この2点は本当に驚きました。
デニムを主力に数モデル展開するブランドは数あれど、ここまで作り込むのはBONCOURAをおいて他に知りません。
わざわざオリジナルのリベット3種類も作るか普通(称賛)
セルヴィッジの幅とか言われなきゃ誰が気付くんだ(称賛)
そういったコダワリの数々が積み重なって唯一無二のBONCOURAデニムが出来上がっているわけですが、
やっぱり最大の特長は、その経年変化なんですよね。
買ったときはまだみんなと同じもの。穿きこんで完成する。
1年後に比べれば、同じものは二つとない。
そんな自分だけの一本に育てていくのが楽しい。
縫い糸の1本までこだわりぬかれたBONCOURAならより一層楽しい。
1年後、3年後、5年後を想像するとやっぱり楽しい。
リペアをしながらさらに穿きこめばさらに楽しい。
経年変化の楽しさはよく語られるところかもしれません。
しかし最終的にはこれに尽きます。
5年物の斉藤私物を下北沢店に置いておきますので、参考にしていただければ幸いです。
それでは。